ブログ|杏林堂鍼灸整骨院

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キャンディ ブレイク

街行く大阪の「お姉さん」方の持つバッグの中に

「何らかの形」で、必ず存在すると言われている小さな物体。
それが、「飴ちゃん」です。

 
以前、ブログでも書いたことがありますが、

当院では、患者さんが自由に手に取って貰えるように

受付の所に、豊富なバリエーションの「飴ちゃん」を取り揃えています。

 
寒い時期には、身体を温める作用がある生姜や、

大根、レンコン、それにカリンなど、喉や咳に効果のあるものを。

 
春先の花粉症の時期には、

喉だけで無く、鼻もスーッと通る「はなのど飴」なんかを揃えたりと、

多少の変化を持たせています。

 

 

今の時期は、熱中症予防の塩分補給で、「塩飴」系が中心です。
最初、塩飴が登場した時は衝撃的でした。

「飴=甘いもの」という、飴ちゃん界の常識を見事に覆した、そのテイスト。
「塩を舐めるって、どうなん?」という疑念を晴らして、

今ではすっかり定着しています。

 

 

今年に入ってからは、その進化系バージョンも次々と。
塩+梅味、塩レモン、柚子塩、

はたまた、こんぶ塩(塩昆布?)、塩あずきetc…。

 
そんな中でも、1番人気は「トマト」です。

好き嫌いがはっきり分かれるトマトですが、

何故か飴ちゃんだと美味しく戴けるようです。

夏野菜+塩の組み合わせは、まさしく熱中症対策にピッタリ。

アイデア賞ものだと思います。

 
そんな「トマト飴」に継ぐ新たなスター候補を発掘しようと

近隣のスーパーを物色しては、さまよい歩く今日この頃です。

 
※この所、症状の説明や施術方法なんかの

記述ばかりが続いていて、私自身もちょっと飽きてしまったので、

ちょっとお口直しに。

話題を変えて、キャンディ ブレイク。

 
また、次回からは自律神経のお話に戻ります。

よろしくお付き合いの程を…。

首から上の…。

自律神経と肩こりの関連性について以前書きましたが、

その中でも首の症状、

つまり「頚部の筋肉の過緊張」、「頚椎の可動性の減少」が

特に顕著なものだと言えます。

 
それは、症状を感知するセンサーの役割を担う、
・気圧の変化を感知する「内耳」
・自律神経をコントロールしている「視床下部」
・ホルモンの分泌をコントロールしている「下垂体」
この3つが全て「首から上」の頭蓋内に

存在していることと関連しています。

 
その頭蓋と身体(躯幹(くかん))を繋ぐ「頚椎部分」が

非常に重要なパーツとなる訳です。
逆に言えば「頚椎部分」が

過剰で、そして最もストレスがかかる部位である。

とも言えます。

 
その為に頚椎、

特に「環椎」、「軸椎」(頚椎1番、2番)と後頭骨の

位置関係を整えることは、症状を緩解させる上において、

最も大切な施術方法の1つと言えます。

 
それに、
・頭部の重みを支える役割の

「隆椎」(頚椎7番)。
・骨格筋で唯一、脳神経(副神経)の支配下にある

「胸鎖乳突筋」。
・その筋肉に関連する

「第一肋骨」、「側頭骨(乳様突起)」

 
のバランス(エネルギー的な)を調整することも、

重要なポイントとなります。

 
頚部以外の重要な調整ポイントについては、

また次回に。

自律神経とホルモンバランス

お天気の変化、つまり気圧の変化を

「内耳」にかかる圧力によって察知すると、

以前述べましたがそれ以外でも、

内耳というものは聴覚はもちろんの事、

平衡感覚や姿勢を維持する上に於いて重要な器官です。

 

 

それ故に、急激な気圧の低下によって体調不良になった時には、

内耳そのものにも何らかのストレスが掛かり、

いわゆる肩こりと同時にめまいや耳鳴りの症状が

発生する場合も考えられます。

 
あと、気圧の変化が自律神経に影響を与えるのは、

男性も女性も同じことなのですが、

女性の場合、男性と違いホルモンバランスの問題があります。

 
男性は思春期以降、

ホルモンの分泌は、ほぼ一定になるのですが、

女性は生理があるため、常に変化しています。

 
そのホルモンの分泌をコントロールしているのが、

「脳の下垂体(かすいたい)」というところですが、

ここは自律神経をコントロールしている

「視床下部(ししょうかぶ)」の支配下にあります。

 
つまり自律神経とホルモンバランスは密接な関係にあります。
ホルモンのバランスが崩れたら、

自律神経にも影響を及ぼす可能性がありますし、

またその逆もあり得ます。

 
その為に、ホルモンの分泌が常に変化に晒される女性の方が、

男性より気圧(気象)の変化に対して影響を受けやすい。

と言えます。

自律神経と肩こり

この処、お休みや夏祭りなんかの

「お知らせ」が続いていましたが、

またまたお天気の変化によって症状が悪化する

「気象病」に付いて…を再開したいと思います。

 
特に低気圧と自律神経の関係に

着目して書いてきましたが、
そういった症状を訴える方を

施術させて戴くとある事に気づきます。

 

 

それは、ほぼ全員の方が、

慢性的な肩こりや首こり?の症状をお持ちである。

ということです。

 

 

そして、それと同時に、

偏頭痛やめまいなどの症状も抱えていられる場合が

多く見受けられます。

 
自覚症状として感じておられない場合でも、

実際に触ってみれば首の筋肉がガチガチに緊張して、

圧痛や血行不良の所見はほぼ確実に確認出来ます。

 
肩こりや首の緊張といった症状は、

自律神経の失調が大きな原因の一つです。
そして逆のパターンで、

肩こりや首の緊張が慢性化すると、

自律神経失調症のような状態に

陥りやすくなる可能性も有ります。

 

 

そういった意味では、肩こり、首の緊張の解消は,

体調不良を改善する上で

非常に大切なポイントであると言えます。

 
次回からは、

具体的な改善ポイントを書いていきたいと思います。

芦屋サマーカーニバル

祇園祭、天神祭と来て、今日26日は芦屋でも、

毎年恒例の芦屋サマーカーニバルが開催されます。

 

 

19:50〜20:30までに約6000発打ち上げられる

花火をお目当てに多くの方が来場され、

年々賑やかな催しとなっています。

昨年は9万人の人手があったそうです。

 
日中から花火の打ち上げ直前まで、

市民によるステージやイベント、音楽ライブやお笑いライブ。

それに約150店の屋台が出店し、縁日気分で楽しむことも出来ます。

 
フィナーレの花火大会は、

テーマに合わせたBGMや効果音とのコラボで

ちょっとロマンチックな雰囲気…だそうです。
というのも、私は会場で見たことは無くて、

ちょっとした高台や、山手まで上がって楽しんでいます。

花火を見るだけなら、

西宮浜やサンシャインワーフ、六甲山からも一望出来ます。

 
時々、往診でお邪魔する、ある特養の老人ホームでは、
食堂から真正面に、座って鑑賞することが出来るそうです。

 
でも、どうしても真近でお祭り気分を味わいたい…という方は

是非、阪急バスでご来場下さい。

JR、阪急、阪神の各駅から徒歩でも行けますが、30分位かかります。

それに当日は、会場周辺は交通規制が敷かれていますので、

車での来場は出来無くなっています。

 
是非、会場までのアクセス方法や熱中症などの暑さ対策など

万全にされた上で、夏の思い出作りに芦屋の浜までお越し下さい。

はもの梅肉和え

祇園さん、天神さんと聞いて関西の人が

直ぐに連想するのが、「鱧(はも)料理」です。

暑気払いに食す、関西の夏の風物詩と言えます。

 

 

はも落とし、はもしゃぶ天ぷらなども有りますが

何と言っても湯引きにして、「梅肉和え」にするのが、

最もポピュラーな食べ方です。

 
関西では、お馴染みの「はも料理」ですが、

関東ではあまり見かけません。

何か料亭みたいな所でしか食べることが出来ない
「高級魚」のイメージで捉えられている感じです。

 
関東で広まらなかった理由としては、

伝統的な「骨切り」という「技術」が江戸前の板前さんに

伝承されなかった、確立されなかった為に、

はもを食するという「文化」が根付かなかったから…。だと言われています。

 
では逆に、関西(特に大阪と京都)では何故、

「はも文化」がずっと続いているのでしょうか?
それには、気候が関連している様に思われます。

暑さの質、関西特有の「蒸し暑さ」です。

 

 
全国的には、夏を乗り切る為の食品としては

「鰻の蒲焼き」が最もポピュラーです。

それは、関西でも同じです。
たしかに夏バテの際に精をつけるには、

あの脂の乗った、こってりと味の濃い蒲焼きの香りは、

何とも食欲をそそります。

 
しかし、どうし様も無くじっとりとした蒸し暑さの時は、

逆にあの香りが鼻につき、もたれてちょっと遠慮したくなったりもします。

 
それならば…、湯引きして脂を落とし、

梅肉で和えた「はも」をすっきり、さっぱりと戴くのが関西風と言えます。

 
鰻の蒲焼きが、精をつける為のものならば、

はもの梅肉和えは「湿熱」で弱りがちな「脾胃」に優しい食べ物です。

あと、豆腐や湯葉なんかの大豆食品も、そうです。

 
あぁ、それに素麺(三輪、揖保の糸)と

キリッとした辛口の冷酒(灘、伏見)が揃えば、

夏の暑さもなんのその…かな?

祇園さんと天神さん。

京都の祇園祭は、疾病退散を願って

素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀り、

7月の1ヶ月間、さまざまな神事が執り行われる

八坂神社のお祭りです。

 

今年は150年ぶりに「大船鉾」が復興されるのを機に、

これまた49年ぶりに神様をお迎えする「前祭」と、

お見送りする「後祭」に分かれて山鉾が巡行することになりました。

そして、今日24日がその後祭の山鉾巡行の日です。

 
そして、水都大阪では

今日24日と明日25日に大阪天満宮の天神祭が執り行われます。
大川を照らす奉納花火と船渡御の列。

 
祇園祭と天神祭。

どちらも関西を、いや日本を代表する夏祭りの一つです。

 
関西では、昔から祇園さん、天神さんの頃が

1番暑いと言われています。

実際毎年そうですし、

多分今年の祭りも御多分に洩れず、

うだる様な暑さになりそうです。

 
梅雨明け10日が蒸す、と言われています。

地面にたっぷりと染み込んだ水分が蒸発する湿気と、

照りつける太陽と、急激に上がる気温とで、

まだ暑さに慣れていない身体には、堪えます。

 
何れにしても、祇園さんと天神さんが過ぎれば、

夏本番。
しっかりと熱中症対策をして、

乗り切って行きたいものです。

「山の日」を考える。

昨日は、祝日「海の日」でお休みを頂きました。
近年は、祝日を月曜日にして連休を増やす取り組み?

が為されていますが、再来年の2016年の8月11日を「山の日」と制定し、

またまた休日が増える運びとなりました。

 
「海の日」が有るのに、「山の日」が無いのはおかしいと、

日本山岳会や自然保護団体の働きかけで制定に到った訳ですが、

その趣旨はこうなっています。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」

 
確かに国土の2/3を森林で覆われている日本の国民としては、

その恩恵に感謝し、思いを馳せる日を設ける事は、

必要では有ると思いますが、それが何故8月11日なのかは、判然としません。

 

 
5月のゴールデンウィークに「WOOD JOB!(ウッジョブ)」という映画を観ました。
「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」などの作品を手がけた

矢口史靖監督の最新作で、「林業」をテーマにした

笑いと感動の青春エンターテイメント…。という謳い文句でしたが、ナンノナンノ。

 
日本の林業の現状や、山を管理する事、一本の木を育てる大変さなどが、

さり気なく描かれていて勉強にもなりました。
何よりも、雨上がりの木漏れ日や、

大木の上から見渡す風景の美しさは感動ものでした。

 

 
富士山の世界遺産登録や、

山ガールと呼ばれる若い女性や、
中高年の方による登山ブームなど、

山に親しむ機運は高まっているのは、確かです。

 
しかし、それだけでは無く
山を考えることは、森を考えること。
山を考えることは、治水を考えること。
山を考えることは、里の暮らしを考えること。

 
そしてそれは、日本の国土保全と

産業としての「林業」をもう一度見直すこと。

 
「山の日」がそんなきっかけとなれば、良いなぁ。と

巨木マニア?の私は密かに考えています。

「海の日」に思う。

今日から、子供達は夏休み。という学校も多いことでしょう。
お勤めの方は、3連休に。
月曜日は当院も休診という事になるわけですが、

 

7月の第3月曜日の祝日「海の日」。

たしか震災(阪神大震災)以降に始まったはずですが、

一体全体、何を記念して制定されたものなのか、

もう一つはっきりしません。(私だけか?)

 
そこで、公益財団法人日本海事広報協会のHPを検索してみました。

そこには、

※国民の祝日「海の日」は、海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日です。

と記されていました。
また、

※明治9年、明治天皇が東北ご巡幸の帰途、

灯台視察船「明治丸」で青森から函館を経て横浜にご安着された日である

7月20日に由来します。

との説明も。

 
祝日の無い7月に、何とかお休みを…。という海事関係団体からの

強い働きかけで制定されたという経緯もある様です。
確かに、7月→夏→海。のイメージはぴったりではあります。

 

 
芦屋の浜では近年、埋め立てが進み、

そこに新しいオシャレな一戸建ての家が次々に新築されています。

ショッピングゾーンも出来、芦屋マリーナと呼ばれるヨットハーバーもあります。
つい最近、天然温泉の施設も完成しました。

芦屋の街も海へ、海へと開けていきます。

 
でも、ふと思います。
温泉が湧くという事は、地震の可能性もあるのでは?

地震が起きたら、津波の心配は無いのか?

実際、阪神大震災の時は、埋め立て地には液状化現象がありましたし。

 

 

東北の大震災があってから、「海」に対する感じ方は

私の中で微妙に変化しているのは確かです。

 

 

この開発は大丈夫なのか?

 
まだ梅雨も明け切らない、蒸し暑い夏の昼下がりに

朦朧とした頭でそんな事を思う今日この頃です。

低気圧時の過ごし方

低気圧時における体調不良の原因の多くは、
・自律神経の過剰調整
・ヒスタミンの過剰分泌
によります。

 
という事は、ただでさえ普段から自律神経に負担がかかっている

更年期の女性や、冷え性ぎみの方、血行不良の方、

ストレスに晒されている方、睡眠サイクルが良くない方などは、

よりダルさや、むくみといった症状が出やすくなります。

 
アレルギー体質の方は、花粉症と同じような症状が出ることもあります。
喘息や頭痛持ちの方は、発作の症状に注意が必要です。

急激な反応ですので、普段よりも強い
症状が出る可能性もあります。

 
しかし、逆に言えば自律神経に負担となる

「暑さ」、「冷え」、「睡眠不足」などを出来るだけ避けて、

自分自身の対症療法を前もって準備しておけば、

かなり軽減出来るとも言えます。

 
具体的には、ゆっくりとお風呂に入る。

軽い運動をして汗をかく。

(汗をかいて余分な水分を出すことは、重要です。

また、かいた汗をこまめに拭き取ることも大切です。)
また、質の良い睡眠を取ることを心がけましょう。

 
そして、当たり前の事では有るのですが、

特に自律神経の症状では、

「規則正しい生活」を心がけることが何よりも肝要です。

自然のリズムやサイクルに沿った生活を送るようにしましょう。

(現代社会に於いては中々、難しいことではあるのですが…。)

 
また、どうしても体調がすぐれない場合は「酸素」をチャージする処方も有効です。

(低気圧時は、酸素濃度が薄くなっている為。)