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立ち仕事や座り仕事など、同じ姿勢を長時間強いられ、
むくみやすいのがふくらはぎです。
脚の血流は重力によって下に落ちやすくなります。
その重力に逆らって血流を戻すためには、
筋肉のポンプ機能が必要ですが、
筋力が低下しているとそれも難しくなります。
そこで、ふくらはぎを通る静脈を押し上げて
強制的に血流を戻しましょう…というわけです。
ふくらはぎには、裏側を通る「小伏在静脈」と、
脚の内側でふくらはぎ〜膝〜太ももへと続く
「大伏在静脈」とがあります。
ふくらはぎの裏側(小伏在静脈)は、
足首を両手で軽くつかみ、
ふくらはぎの中心に両手の指4本を揃えて当て、
小伏在静脈と深部を通る静脈とが合流するポイントの
膝裏まで真っ直ぐに引き上げます。
この動作を左右5回ずつ行うと良いでしょう。
内側を通る大伏在静脈には、
外側に本流から枝分かれした支流が、
斜めに何本も走っています。
本流から遠く斜めに走る支流の流れに沿って
らせん状に血流を流し、本流へと運びこみましょう。
くるぶしの上あたりを軽くつかみ、
指5本の腹を使ってふくらはぎを外側から
すねを通って内側へ、斜め上方向にマッサージします。
膝の内側にあるゴールに向かって
左右5回ずつ行うと良いでしょう。