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月別アーカイブ: 2015年12月

インフルエンザ予防接種

インフルエンザの予防接種、もう受けられましたか?

 
今年のワクチンは、従来のA型1類、A型2類、B型1類の

3種類混合のものから、B型2類が追加された

4種類のウイルスに対応したワクチンとなりました。

 

 

その為なのかどうか分かりませんが、

接種料金が昨年に比べて500円ほど値上げされています。

 

 

また、ワクチンの種類が増えた為か?

これも判然とはしませんが、患者さんの中には

「予防接種をしてから体調が悪くなった。」

「喉の風邪を引いて、なかなか治らない。」

と言った声を例年以上に耳にするような気がします。

 
受けられた時の体調等によっても差があるので、

コレばっかりは何とも言えませんが…。

 
ご家族の多いご家庭では、

一回につき500円の値上げは、大きな負担になります。
ましてや、ワクチンは効かない、打っても意味は無い、

かえって副作用があって危険だ…。などの報道も聞こえてきます。

 

 

実際のところはどうなんでしょうか?
インフルエンザについて、1番信頼出来そうな?

厚生労働省のホームページから一部抜粋してみます。

 
「インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが

口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。

ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。(中略)

ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、

中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、(中略)

これをインフルエンザの「重症化」といいます。(中略)
ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。」

 

 

厚労省によると、ワクチンを接種すれば

絶対にインフルエンザにかからないとは言っていません。

 
「ある程度」発症を抑えますよ、そしてもし感染したとしても

重症化するのを阻止する効果が期待出来ますよ…としています。

 

 

インフルエンザに限らず、全ての病気において、

本来1番の予防法は予防接種を受けること…
では無く、自らの免疫力を高めることです。

 
とは言っても、高齢者の方や

体力や抵抗力の低下されている方は、

感染した場合の高熱や重症化を考えると、

とりあえず予防接種を受けらることをお勧めします。

 
くれぐれも、出来得る限り万全な体調を見計らって、

早めに受診してみて下さい。

今日から師走です。

今日から12月。
今年も残すところあと一ヶ月となりました。

 
日の暮れるのも早くなって、

なんと無く一日の終わりが慌ただしく感じます。

 
患者さんでも、主婦の方などは

「12月の声を聴くと、特に何をするわけでも無いのに、気ぜわしく感じる。」

と言われる方が多いです。

 

 

年賀状や、大掃除の準備、年一年間のやり残した事柄を

あれやこれやと思い起こしながら、

結局何も出来ないで毎年、新年を迎えてしまう…

なんてことが大抵でしょう。

 
主婦も、お勤めの方も、学生さんも、年配の方も、

皆さん結構忙しいのです。

 

 

「師走」は、年末で日頃落ち着いている「先生」でも

忙しくてアタフタと走りまわる月…だとよく言われていますが、

他にもいろいろな説があって、

「師」は「師僧(師匠である僧)」のことで、

僧侶がお経をあげるため、仏事で慌ただしく馳せる

「師馳す(しはす)」に由来している…とも言われています。

 

 

また、そもそも教師もお坊さんも走らないんだよ…という話しもあります。

 
万葉集や日本書紀には、

「十二月」と数字で書いて「シハス」と読んでいます。

 
「しわす」が「師走」という漢字を当てて書くようになったのは

江戸時代からだとされています。
つまり、後世の当て字というわけですね。

 
「しわす」とは、年が終わる「年果てる」や、

四季の果てる「四極(しはつ)」が変化したとも言われています。

 

 

「しわす」は単純に、「あぁ、一年の終わりだなぁ。」という

心持ちを表しただけで、それを忙しくしたのは現代人の我々…
ということかもしれません。

 

 

漢字で「師走」なんて書くもんだから、

何か無理にでも忙しく走りまわらないといけない…

みたいな気分にさせらてしまいますが、

ここは一呼吸入れて落ち着いてゆったりと過ごしましょう。

 
慌てて怪我をしたり、体調を崩したりしたら、

何のことか分かりませんから…。