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日別アーカイブ: 2015年9月5日

自覚症状が無い「かくれ冷え」

前回、冷え性には3つのタイプがあります…という説明をしましたが、

東洋医学的にはその前段階的な「未病」という状態、

つまり本人に自覚症状が無い、

いわゆる「かくれ冷え」というべき状態があります。

 

 

東洋医学では、「気」・「血」・「水」という

3つの要素のバランスが健康の目安となります。

 
昔から「病は気から」という言葉通り、

まず最初に気が乱れて、それが高じると

血や水の異常につながることとなります。

 

 

冷え性の場合でいうと、

気の巡りが悪くなると精神的な緊張が高まり、

手足が冷えてきます。(自律神経症状)

 
次いで、血が「瘀血」というドロドロに滞ると腰から下が冷えてきます。

 
水が溜まりすぎて「水毒」の状態になるとお腹が冷えます。

 

 

気の乱れは未病という状態です。
出来ればその段階で対策を講じることが肝要です。
自覚症状が無いからといってほって置くと

次のような症状に繋がることがあります。

 
・身体の内部の体温が下がることで免疫力が低下する。
・基礎代謝が低下することで太りやすくなる。
・自律神経が乱れてむくみや肩こりが生ずる。
・内臓の働きが悪くなる。
・うつ傾向に陥る。

 

 

冷えの自覚が無くても、
・お腹がポッコリと出ている
・お腹を触るとおヘソより上の方が冷たい。
・腹筋運動ができない。
・足指じゃんけんができない。

そんな方は、要注意です。

 
ネギやニラ、生姜、シナモンなどの

香りの高い薬味やスパイスを摂るように心がけましょう。