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腸内環境を考えるうえでも、
便通がスムーズであるということは非常に重要なポイントです。
「便秘」は、大敵です。
食べたものを消化して、栄養分を吸収し、
不要な老廃物を排出する。
骨盤の中を通る腸腰筋は
腸に作用して排便を促す働きがあります。
加えてお腹をコルセットのように巻いている「腹横筋」、
骨盤の底を支える「骨盤底筋群」などを鍛えると
腹圧が高まり、排便力がアップして便秘の予防になります。
腸腰筋についてちょっとだけ説明しておきます。
腸腰筋は、腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉群の総称です。
腸骨筋と大腰筋(小腰筋も)があり、
背骨から太腿にかけて引っ張り上げ様につながっています。
抗重力筋として、多くの筋肉の中でも唯一、
重力から身体を守る役割を担っている筋肉です。
その為に、腸腰筋が弱ると姿勢が悪くなります。
骨盤が後ろに傾き、下腹がポッコリと出てきます。
猫背になり、腰回りのぜい肉が付き易くなります。
また、大腰筋と拮抗関係にある大臀筋も弱くなり
その結果、お尻が垂れてきます。
身体が歪み、姿勢が悪くなり、
結果的に血流が悪くなります。
腸の運動が衰えると同時に、排便する力も弱まり、
「便秘」へと繋がるのです。
腸内環境の改善の為にも、
腸腰筋(大腰筋)をしっかりと鍛えていきましょう。
次回は、腸腰筋のトレーニング法について…です。