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日別アーカイブ: 2015年4月2日

自律神経は、生きる力に通じる

生体を健全に維持する為に必要な、

呼吸、体温、血圧、睡眠、食欲や水分、

その他の調整を担っているのが「自律神経機能」です。

 
自律神経系は脳の視床下部が司っていて、

その支配下に内分泌系(ホルモン)を司る脳下垂体があります。

 
「生命活動維持機能」

 
平たく言えば、「生き残る為」の機能…です。

 
自律神経を調えることは、

すなわち「生きる力=生命力」を高める…

ということに他ありません。

 
生命力を高めるのは、健康で楽しく幸せに生きる為です。

 
生き残る為の能力=サバイバル力とも言えます。

 
つまり、「自律神経機能」は過酷な大自然の中を生き抜く為に、

生まれながらに備わった(神様から与えられた)必然…だと言えます。

 
しかし、私たち現代人は、

「自然」から遠く離れた生活を強いられている為、

その機能が正しく発揮されにくくなっています。

 
自然の中のサバイバルでは、

ほんの些細なことが「命取り」になります。

 
その為、危険を察知するセンサー(五感)が高度に発達しています。

 
ここには近づかないほうが良いとか、

これは食べないほうが良いといった、

いわゆる「直感」が働くのです。

 
「直感」や「第六感」と言われるものは、

どこか違う場所からやって来る…という訳ではありません。

それは「体性感覚」の延長線上にあるものです。

 
つまり、「答え」はカラダに聞くと良い…という訳です。

 

 

自律神経機能は、生体を維持する為にあります。
すなわち「カラダ」を維持し、「種」を保存することが目的です。

 
しかし、その機能は「アタマ」、脳の視床下部が司っています。

 
そして、ストレスなどの情動(感情)、「ココロ」の影響も受けます。

 
「カラダ」と「ココロ」と「アタマ」の統合。
「アタマ」と「ココロ」をコントロールし、

「カラダ」の発する言葉に注意深く耳を傾ける。

 
それが自分自身を正しく識ること≒自律神経を調えること…に繋がります。

 
古来から、ヨガや太極拳、古武道などの様々な、

いわゆる「瞑想法」が発達してきました。

 
そのいずれもが、究極の目的は「生命力を高める」ことにあります。

 
そしてその方法というのが、

「呼吸」と「身体の動き(心の声)」に意識を向ける…というものです。

 
その辺りのことは、またいつか書いていきたいなぁ、と考えています。