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生体を健全に維持する為に必要な、
呼吸、体温、血圧、睡眠、食欲や水分、
その他の調整を担っているのが「自律神経機能」です。
自律神経系は脳の視床下部が司っていて、
その支配下に内分泌系(ホルモン)を司る脳下垂体があります。
「生命活動維持機能」
平たく言えば、「生き残る為」の機能…です。
自律神経を調えることは、
すなわち「生きる力=生命力」を高める…
ということに他ありません。
生命力を高めるのは、健康で楽しく幸せに生きる為です。
生き残る為の能力=サバイバル力とも言えます。
つまり、「自律神経機能」は過酷な大自然の中を生き抜く為に、
生まれながらに備わった(神様から与えられた)必然…だと言えます。
しかし、私たち現代人は、
「自然」から遠く離れた生活を強いられている為、
その機能が正しく発揮されにくくなっています。
自然の中のサバイバルでは、
ほんの些細なことが「命取り」になります。
その為、危険を察知するセンサー(五感)が高度に発達しています。
ここには近づかないほうが良いとか、
これは食べないほうが良いといった、
いわゆる「直感」が働くのです。
「直感」や「第六感」と言われるものは、
どこか違う場所からやって来る…という訳ではありません。
それは「体性感覚」の延長線上にあるものです。
つまり、「答え」はカラダに聞くと良い…という訳です。
自律神経機能は、生体を維持する為にあります。
すなわち「カラダ」を維持し、「種」を保存することが目的です。
しかし、その機能は「アタマ」、脳の視床下部が司っています。
そして、ストレスなどの情動(感情)、「ココロ」の影響も受けます。
「カラダ」と「ココロ」と「アタマ」の統合。
「アタマ」と「ココロ」をコントロールし、
「カラダ」の発する言葉に注意深く耳を傾ける。
それが自分自身を正しく識ること≒自律神経を調えること…に繋がります。
古来から、ヨガや太極拳、古武道などの様々な、
いわゆる「瞑想法」が発達してきました。
そのいずれもが、究極の目的は「生命力を高める」ことにあります。
そしてその方法というのが、
「呼吸」と「身体の動き(心の声)」に意識を向ける…というものです。
その辺りのことは、またいつか書いていきたいなぁ、と考えています。