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不内外因(生活習慣)には、あと「体質」や
打撲、捻挫、骨折、切り傷などの「外傷」も含まれます。
体質には、気の滞った状態である「気滞」や、
水分の流れや代謝が滞った状態、
つまり津液の停滞によって生じる「痰飲」、
血の停滞による「瘀血(おけつ)」などがあります。
いずれも、(気・血・津液)の滞った、
余分なものがある状態=「実」のことを言います。
※「痰飲」や「瘀血」については、
また改めて別の機会に詳しく説明します。
東洋医学でいうところの病気の原因=「邪」について、
2月の初めから約1ヶ月かけて書いて来ましたが、
これで一先ず終了となります。
*七情(喜・怒・思・悲・憂・恐・驚)の過度な変化によって、
身体の内側から起こり、臓腑を痛める要因となる「内因」。
*自然界の気候変化により、
外部から発病させる要因となる「外因」。
代表的なものに六邪(風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪)がある。
*内因にも外因にも属さない病因である「不内外因」。
日常生活を営むなかで生じるものである。
中国三千年の歴史、
漢方(東洋医学)で説明されている「病因」は
上記の3つに集約されるわけですが、
現代でもそのまま応用出来るものと、
その「昔」とは少し変容している場合とがあるように思われます。
昔では有り得なかった、
パソコンやスマートフォンなどによる「電磁波」。
そして、「放射線」。
また、食品に含まれる「添加物」、「農薬」。
大気中の「汚染物質」や、その他の「化学物質」。
「アレルギー物質」。
はたまた「交通事故」など。
これらも「不内外因」と呼べるのではないでしょうか。
「内因」や「外因」の場合でもそうです。
次回に続きます。