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日別アーカイブ: 2015年2月7日

邪気払い

節分の話題をもう一つ。
節分とは、本来「季節を分ける」という意味があり、

それぞれの季節が移り変わる節目の日を指します。

 
つまり、「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれの前日に、

一年に4回あります。

 
しかし、日本では立春は一年の始まりとしてとくに尊重され、
しだいに節分と言えば、立春の前日のみを指すようになりました。

 
立春を一年の始まりとするならば、

さしずめ節分は大晦日(おおみそか)にあたります。

 
大晦日の宮中の年中行事で平安時代から行われている

鬼払いの儀式(鬼やらいとも呼ばれる)がありました。

 
「追儺(ついな)」と呼ばれるもので、

陰陽師らによって旧年の厄や災難を払い清めるもの…

とされていました。

 
節分の日の「鬼は外、福はうち。」の豆まきも、

この「追儺」が由来であると言われています。

 
節分、つまり季節の変わり目には

邪気(鬼)が生じると考えられていました。

 
そこで、鬼に豆をぶつけることによって邪気を追い払い、

一年の「無病息災」を願ったわけです。

 
豆は、「魔滅(まめ)」…魔を滅する。

に通じるというわけです。

 
邪気払い≒健康を害するものを取り除くこと。
と考えてみても間違いでは無いと思います。

 
節分が各季節ごと「春、夏、秋、冬」にあって、

それぞれの季節の変わり目に邪気が生じるとしたら、

どのような「邪気」で、どのように対処すれば良いのでしょか?

 
東洋医学(漢方)でいうところの「五行相関」で考えてみましょう。