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日別アーカイブ: 2014年12月11日

丹田呼吸法

自律神経のバランスを取る目的で行う腹式呼吸ですが、

これを更に深めたものに「丹田呼吸法」というものがあります。

 
意識的に行う呼吸法の効用については、遥か昔に、

お釈迦様も「大安般守意経」というお経の中で説かれています。

 
そのお釈迦様の説かれた呼吸法というのが、

丹田に圧力をかけて行う瞑想法のひとつ、

つまり「丹田呼吸法」だと言われています。

 
丹田とは、へそ下3寸(約9cm)の辺りを指します。
臍下丹田(せいかたんでん)とも言い、

昔からここに意識を集めることで、

精神的な安定や集中力を得ることが出来る場所だと言われています。

 
また、器量や胆力の大きな人のことを

「太っ腹」、「胆がすわっている」などと言いますが、

それもこの「丹田」が充実していることを表しています。

 

 
丹田呼吸法も、吐く息に意識を集中することは同じです。

 
座った姿勢で背筋を伸ばし、

下腹部に手を当てて、丹田に意識を集中します。

そして、鼻から息をゆっくり吐きながら、
身体を30〜45度くらいまで前方に傾けます。

(より息を吐き切る為)

 
息を吐き切ったら、

一旦そこで止めて、お尻を一瞬締めます。
(お尻に力を入れて、肛門の筋肉を締めます。)

 

次に、ゆっくりと背筋を伸ばしながら息を吸い込み

身体を元の姿勢に戻していきます。

 
これを繰り返し、行います。
しだいに身体が熱くなってくるのを感じられます。

 
※試しに下腹部に手を当てて、お尻を一瞬締めてみて下さい。
下腹部が動く感じがするはずです。その場所が「丹田」です。
丹田は、生命エネルギーを司る部位だとも言われています。

 

 

この呼吸法をしばらく続けていると、

脳波がアルファ波へと移行しやすくなると言われています。
その為、いわゆるヒラメキや直感力といったものが

高まることも期待出来るかも?しれません。

 
ストレス社会に生きる私たち、

心身のリフレッシュを図る為にも、

応用編として丹田呼吸法で、
腹式呼吸と瞑想法とを組み合わせてみるのも

面白いのでは、と思います。