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自律神経を失調することにより、
さまざまな症状が発症します。
そこで、自律神経を調えましょう…。
というのですが、
先ずそもそも自律神経ってどんな神経なのでしょうか?
自律神経の自律とは、
「自分でコントロールする」という意味です。
私たちが、自分の意志でコントロール出来る…ということでは無く、
神経そのものが自律しているという意味です。
つまり、自律神経は私たちが意識していなくても
働いてくれているのですが、逆に言えば
私たちの意志でコントロールすることは出来ない…という訳です。
つまり、自律神経は
自ら(みずから)律する(りっする)神(かみ)の経(みち)。
みたいな感じ…?ですかね。
自律神経が司っている部位は、沢山あります。
胃や腸などで消化したり、
腎臓で尿を作ったり、心臓を動かしたり…。
どれも私たちの意志とは無関係です。
心臓の鼓動は、私たちの意志では止められません。
(逆に止められたら、大変ですが。)
でも、そんな自律神経の中でひとつだけ、
自分の意志でコントロール出来るものがあります。
それは、「呼吸」です。
私たちは寝ている時も、意識すること無く「呼吸」をしています。
それは、自律神経がきちんとコントロールしてくれているからです。
しかし呼吸は、私たちが意識してコントロールすることも出来ます。
ゆっくり大きく吸ったり、我慢出来るまで息を止めてみたり…と。
無意識に働き、意識に上げることも出来る。
つまり呼吸は、「無意識」と「意識」をつなぐ働きをしてくれるもの…
とも言えます。
昔から、ヨガや坐禅、さまざまな瞑想法、
または潜在意識への働きかけなど。
多くの精神世界へのアプローチ法が「呼吸」法を説くのには、
そんな意味合いがあるからだと思われます。
「生きることは、息をすること」というブログを以前書きました。
息の仕方が、その人の生き方に繋がっている…。
深いか、浅いか?
息苦しくないか、息詰まっていないか?
「生きること」そのものは、
自分の意志では、コントロールすることは出来ません。
いつ、どこで生まれたか?
寿命はどれくらいか?
さしずめ、それは「神様の領域」=自律神経(自ら律する神の経)と言えます。
でも、「どう生きるのか」は
自分の意志でコントロールする自由が与えられている…。
ということを私たちは、呼吸を通じて「観ずる」という訳です。
ちょっと話があらぬ方向に逸れてしまいましたが、
「呼吸」→意志と自律神経をつなぐもの。
つまり自律神経は本来、自分でコントロール出来ないものですが、
自律神経がコントロールしている「呼吸」を介して、
逆に「自律神経」を自分でコントロールしましょう。
という訳です。
具体的な方法は、次回に。