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気感は無くても良いけれど、有った方が便利です。
これは、前回のお話でしたが、
どちらにしても重要なのは、結果が出るかどうかです。
感じること、見えることで情報量は格段にUPしますが、
必要なのはその情報を操作する事です。
漢方でも、「証」を立てますがそれは施術をする為です。
レントゲンで、何か影が「見えた」とします。
「こんな影があります。」と伝えることも必要ですが、
重要なのはその影をどうするか?ですよね。
その影に働きかけること、そして変化させること。
そう、大切なのは「変化」です。
見たり、感じたりするだけでは何の意味もありません。
そこにこだわると却って盲点を作りかねません。
見たもの、感じたものを意識的に動かしたり、
色や手触りや質感を操作して変えることで、
どの様な変化があるか、観察するのです。
例えば、自分や相手の呼吸や熱感、
顔色や表情、身体や目の動き、
そして症状そのものを。
気感に1つ1つ働きかけて、
注意深く冷静にその「変化」を観察して、
それを基にまた働きかけていきます。
その繰り返しが、症状の緩解へと導くのです。
このピリピリとした感覚を取り除いたら、どうなるのか?
○○色を変化させたら、何が変わるのか?
見えている映像にエネルギーを流し続けたら?
丹念にフィードバックさせて、
脳に書き込んでいきます。
気感は、情報の翻訳です。
その気感に働きかけて、
1つ1つフィードバックさせることで、
その翻訳を現実に翻訳し直すのです。
脳への情報=「記憶」を増やすこと。
これが、翻って気感を高めることにも繋がっていきます。
鍼灸のツボの場合でも、反応点=治療点。
反応点(気感のある部位)=治療点(刺激して変化させる部位)と為ります。
気感に働きかけて、操作しその変化を観察する。
そして、その結果を記憶してフィードバックさせる。
何だか、科学の実験みたいですね…。
続きます。