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見えないものが見える。
そこに無い存在を感じる。
何かが聞こえる。
こういった現象はある種、
選ばれた人だけの特別な能力なのでしょうか?
それとも、幻覚、幻聴といった類いのものでしょうか?
あるいは、単なる思い込みや勘違いかも?
ある意味、どれも間違いではありません。
よく、閃きや直感や心の声、
前述のような能力なんかを「第6感」と呼んだりします。
5感を超越した感覚、
普通では説明のつかない不思議な出来事…。
のように思われますが、
ほとんどの場合、そんな不思議なものでも無く、
大抵は説明がつきます。
見えたり、聞こえたり、感じたり、ふと浮かんだり。
これら全てが、5感を通じての生体反応です。
現実には存在しないものを見る。
これは、脳の錯覚が引き起こす現象です。
私たちには見えないけれど、
本当は実際に存在しているものを、
ありありと目にしているというのなら、
それは普通に視覚を通した脳の正常な反応です。
幻覚であれ、何であれ、
全てが「肉体」を通じて起こる生体反応なのです。
風鈴の音を聞いて、実際には吹いていない風を感じる。
その場所に居ないのに、情景がありありと浮かぶ(見える)…。
エネルギー(気)感覚なども同じです。
何となく温かい感じがする。
逆に冷たく感じる。ピリピリする。嫌な感じがする。
重量感が有る。大きい、小さい。
丸い感じ、ゴツゴツした感じ、尖った感じ。
どれも、実際に目に見える「かたち」として
存在するわけではありません。
でも、「何となく」ですが感じます。
これこそが、記憶と情動と5感が結びついて起こる
脳の錯覚であり、それを利用して行われる
情報の書き換えと言えます。
そして、これらの感覚を開発する、
或いはアップさせる方法(可能性としての)が…。
それは次回に。