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「少女時代」では、ありません。
「少年時代」です。
ある音楽番組で、「夏と言えば」だったか「夏に聴きたい曲は?」だったか、
どちらかで視聴者が1位に選んだ楽曲が、
井上陽水の「少年時代」でした。
私自身、好きな曲なので納得でしたが、
番組自体は、若者の見るもの?だったのでちょっと意外な感じがしました。
子供達に聞いてみると、
プレステ2のゲーム「ぼくのなつやすみ」で流れてくるから、
直ぐにイメージ出来るんだそうです。
どちらにしても夏休みと言えば、
ランニングシャツに半ズボンで、頭には麦わら帽子。
網と虫カゴを持って、カブトムシや蝉取り。
川に行ったり、沢ガニを見つけたり。
‘ござ’の上で昼寝して、
軒先につるした風鈴の音を聞きながらスイカを食べて。
縁側でたらいで行水。
家の前に打ち水をして、ついでに朝顔にも。
暗くなってくると、お墓で肝試しをしたり、
豚の蚊取り線香に火を着けて、
庭先で線香花火やネズミ花火をしたり。
夜になると、蚊帳が吊られた畳の間で
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に眠りに着く。
懐かしい、幸せな記憶が現実にそこにはありました。
最近の子供達(大人も含めて)は、
ゲームや歌の中で擬似体験するしか、味わうことが出来ない…。
何だか寂しくなってきます。
多分、今はもっと楽しくて面白いことが一杯有るんだとは思うのですが…。
何れにしても、明日13日からはお盆です。
お墓参りに帰省される方もいらっしゃると思います。
杏林堂鍼灸整骨院でも
13日(水)〜17日(日)までお盆休むを取らせて頂きます。
お休みの間、ご迷惑をお掛け致しますが、
暑気あたりや熱中症などに十分留意されてお過ごし下さい。
久しぶりに大きな台風が兵庫県を通過しました。
毎年毎回、台風情報で凄いのが「来るぞ、来るぞ。」と脅かされながらの肩すかし?
が続いていたので、少々油断していました。
何の備えもしていなかったなぁ。とちょっと反省しています。
でも、本当にこの阪神間は災害などの少ない良い場所だとつくづく思います。
(阪神大震災を除いては…。)
このところの大雨で、停電や浸水、
土砂災害など各地で被害が出ています。
被害に遭われました皆様方には、心よりお見舞い申し上げます。
夏休みに入ってお盆前のこの時期に
これだけ雨が続くことは、例年では考えられません。
温暖化の影響なのか、海水温の上昇により、
台風がより強大となってゆっくりゆっくり進む為に、
その被害がより深刻なものと為ってしまっています。
まるで地球全体が「湿熱」という症状に罹患してしまったようです。
人間ならば、さしずめ「脾胃」を整えて、
「腎」で水分代謝のバランスを調整するのですが、
地球全体ではどうすれば良いのでしょか?
人間の場合は、熱と水分の排出法(出入り)は、2つ有ります。
それは、肺と大腸(小腸)です。
つまり、「呼吸」と「消化」(排便、(排尿))です。
地球自身も呼吸し、地球上で起こった事柄を消化(浄化)しています。
でも、近年ではその浄化能力をはるかに凌ぐ
「湿熱」が排出されているのかもしれません。
まず、その量自体を制限する必要が有ります。
その上で、水分調整。人間も地球も2/3が水分です。
多すぎても、少なすぎても良くありません。
では、海水量が増え過ぎない為には?
それは陸地の保全に掛っています。
陸地の保全には、何よりも森林の保全が重要です。
地球全体の呼吸という問題も含めて、
山や森林の大切さというものをもう一度見直す必要性があると思います。
地球の健康の為に私達が出来ることは、
まだまだ沢山あると思います。
何せ、地球の健康あっての私達人間の健康ですから。
蝶形骨という骨は中々に個性的で、面白い骨でもあります。
他には無い複雑な形状をしている上に、
頭蓋の中央でくさびのように頭蓋全体をまとめる働きも担っています。
その為に、調整もやっかいで
蝶形骨だけを単独で動かす事は不可能です。
また、蝶形骨は他の頭蓋骨の例に洩れず、
軽量化の為に?含気(エアーイン)状態で、
いわゆる軽石のようにスカスカです。
なおかつ、脳神経などのいろいろな神経が通る
小さな孔(あな)が空いています。
その為、強い刺激での調整は禁忌です。
よく小顔矯正などで、こめかみ辺りをグリグリしたり、
強く圧迫したりする映像をTV等で見かけたりしますが、
あれなどはちょっと考えものです。
痛みが残るだけで無く、めまいや吐き気、頭重などの
自律神経症状を発症させる可能性もあります。
前回の「耳ひっぱり」も直接、蝶形骨を触ってする調整法では無い為、
負担が少ないと思い、紹介させて頂きました。
また、蝶形骨のズレや歪みは、
身体のいろいろな部分の不具合が、
結果的に頭蓋骨のひずみと為って表れたものです。
それ故、蝶形骨を調整する為には
まず身体全体のバランスを整える必要があります。
以上を踏まえた上で、
蝶形骨の調整の概要をキーワードで記します。
⑴手首、足首、がん首
⑵尾骨から皿回し
⑶呼吸を合わせる
何がなんだか、よく分からない事と思います。
その詳細については、また日を改めて…。
「耳をひっぱれば疲れが取れる。
それどころイライラや不眠などのストレス症状も軽減する。」
そう提唱されているのが、
「1日1分であらゆる疲れがとれる耳ひっぱり」(飛鳥新社)の
著書藤本靖氏です。
アメリカ発祥の「ロルフィング」という
ボディーワークの施術者としても知られています。
その著書の中で蝶形骨の調整法として書かれているのが、
「耳ひっぱり」です。
藤本氏の論によると、蝶形骨は頭の真ん中にある骨で、
両側の「側頭骨」という骨に挟まれていて、
その側頭骨にくっついている耳をじんわり引っ張ると、
側頭骨と蝶形骨に「あそび」が出来て、
蝶形骨のゆがみが取れるというものです。
ひっぱり方には、藤本式「みひっぱりの基本フォーム」というのがあって、
まず姿勢は、
①背筋を伸ばす
②軽く呼吸をする(自然な呼吸)
③遠くを見るイメージで、視線は真っ直ぐに
そして、両手で左右それぞれの耳をつまんで、
①中指を耳のくぼみの中に入れ、
親指で耳の後ろ側の付け根をつまむ
②真横では無く「斜め後ろ」に
2〜3mmじんわりひっぱり10秒間キープする。
というものです。
※治療というのでは無く、簡単なエクササイズとして
誰にでも出来るテクニックです。
本ではその他の応用編なども記載されています。
ご興味のある方は、一読してみて下さい。
実際の施術の考え方…については、また次回から。
「蝶形骨」は頭蓋の多くの骨と接合し、
脳を支える頭蓋内の膜、
それに12対ある脳神経(視神経、三叉神経、副神経など)の多くと
直接、間接的にかかわり、
また内分泌系(ホルモンバランス)を司る
「脳下垂体」の受け皿(トルコ鞍)でもあります。
また、生命活動維持に重要な役割を果たしている
自律神経機能や体温、血圧、睡眠、歩行反射、
水分、食欲その他の調整機能を司っている
間脳、視床下部を含めた「視床」ともかかわりが有ります。
その為、蝶形骨の歪みは、
硬膜、脳脊髄液の循環、脳神経、内分泌系、自律神経系、
脳幹の働きに少なからず影響を及ぼす可能性が有ります。
そしてそれとは別に、
蝶形骨についている筋膜は、
ラップのように気管、食道、心臓を包み込みながら
身体の中心にある「横隔膜」まで繋がっています。
その為、深い呼吸にも関係し、
また横隔膜に接する腹腔内の各臓器にも
影響を及ぼすことが考えられます。
また、蝶形骨は顔面の中心、
目の奥にある大きな骨ですから、
顔や目のゆがみ、
鼻の症状(副鼻腔)等にも関連してきます。
身体の各所に間接、直接的に
さまざまな影響を与える蝶形骨ですが、
前回書いたように外側から全体を直接触れることが出来ません。
ではどうやって調整すれば良いのでしょうか?
続きます。
頭蓋骨の1つに、「蝶形骨」という骨が有ります。
頭蓋底の中央部に位置し、
その中央に脳の受け皿の役割をしている「体」と、
それから出る左右各一対の「大翼」、「小翼」及び「翼状突起」から成り、
ちょうど蝶が羽を広げた形に似ていることから、
この名前が付けられました。
そしてこの蝶形骨は、ほとんどの頭蓋骨と接合し、
中央部で楔(くさび)の様な役割を果たしています。
その為に、さまざまな理由で頭蓋にストレスが加わると
中心に位置する「蝶形骨」は、骨自体が圧縮されたり、
後頭骨との関節部分(蝶形後頭底結合)を支点として、
傾いたり、捻じれたり、ずれたりすることが有ります。
医学的には、成人の頭蓋骨は動かないと為れていますが、
実際はそうでは有りません。
蝶形骨という骨自体は、頭蓋内に在り、
全体を直接外側から触れることは出来ません。
しかし唯一、大翼の一部が触れる場所が有ります。
それが、目の外側の上、いわゆる「こめかみ」の部分です。
こめかみに人差し指をそっと当てて、
この大きな骨の「動き」を感じてみて下さい。
左右への膨張、収縮はかなり小さなものですが、
上下(前後?)に何と無く動いているのを実感出来ます。
呼吸に合わせてロールしているようです。
と言うよりも、この「くさび」のような骨そのものが静かに、
しかし休むこと無く、「呼吸」しているかの如き
「息吹」のように僅かずつ動いています。
理想的な蝶形骨は、左右、前後、上下方向に柔軟で、
ちょうど「脳下垂体」という赤ちゃんを乗せた
「ゆりかご」のような働きをしています。
その「ゆりかご」の動きが悪くなったら?
続きます。
街行く大阪の「お姉さん」方の持つバッグの中に
「何らかの形」で、必ず存在すると言われている小さな物体。
それが、「飴ちゃん」です。
以前、ブログでも書いたことがありますが、
当院では、患者さんが自由に手に取って貰えるように
受付の所に、豊富なバリエーションの「飴ちゃん」を取り揃えています。
寒い時期には、身体を温める作用がある生姜や、
大根、レンコン、それにカリンなど、喉や咳に効果のあるものを。
春先の花粉症の時期には、
喉だけで無く、鼻もスーッと通る「はなのど飴」なんかを揃えたりと、
多少の変化を持たせています。
今の時期は、熱中症予防の塩分補給で、「塩飴」系が中心です。
最初、塩飴が登場した時は衝撃的でした。
「飴=甘いもの」という、飴ちゃん界の常識を見事に覆した、そのテイスト。
「塩を舐めるって、どうなん?」という疑念を晴らして、
今ではすっかり定着しています。
今年に入ってからは、その進化系バージョンも次々と。
塩+梅味、塩レモン、柚子塩、
はたまた、こんぶ塩(塩昆布?)、塩あずきetc…。
そんな中でも、1番人気は「トマト」です。
好き嫌いがはっきり分かれるトマトですが、
何故か飴ちゃんだと美味しく戴けるようです。
夏野菜+塩の組み合わせは、まさしく熱中症対策にピッタリ。
アイデア賞ものだと思います。
そんな「トマト飴」に継ぐ新たなスター候補を発掘しようと
近隣のスーパーを物色しては、さまよい歩く今日この頃です。
※この所、症状の説明や施術方法なんかの
記述ばかりが続いていて、私自身もちょっと飽きてしまったので、
ちょっとお口直しに。
話題を変えて、キャンディ ブレイク。
また、次回からは自律神経のお話に戻ります。
よろしくお付き合いの程を…。
自律神経と肩こりの関連性について以前書きましたが、
その中でも首の症状、
つまり「頚部の筋肉の過緊張」、「頚椎の可動性の減少」が
特に顕著なものだと言えます。
それは、症状を感知するセンサーの役割を担う、
・気圧の変化を感知する「内耳」
・自律神経をコントロールしている「視床下部」
・ホルモンの分泌をコントロールしている「下垂体」
この3つが全て「首から上」の頭蓋内に
存在していることと関連しています。
その頭蓋と身体(躯幹(くかん))を繋ぐ「頚椎部分」が
非常に重要なパーツとなる訳です。
逆に言えば「頚椎部分」が
過剰で、そして最もストレスがかかる部位である。
とも言えます。
その為に頚椎、
特に「環椎」、「軸椎」(頚椎1番、2番)と後頭骨の
位置関係を整えることは、症状を緩解させる上において、
最も大切な施術方法の1つと言えます。
それに、
・頭部の重みを支える役割の
「隆椎」(頚椎7番)。
・骨格筋で唯一、脳神経(副神経)の支配下にある
「胸鎖乳突筋」。
・その筋肉に関連する
「第一肋骨」、「側頭骨(乳様突起)」
のバランス(エネルギー的な)を調整することも、
重要なポイントとなります。
頚部以外の重要な調整ポイントについては、
また次回に。