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・実際には無いものを感覚として捉える。
そして、それが現実に生体反応として表れる。
・実際に存在していて、
なおかつ脳が認知しているにもかかわらず、
意識に上がらない。
「風鈴」と「瞑想」の2つの実験は、
内容は違えど、どちらも同じことを示唆しています。
それは、「体性感覚(5感)」に「記憶」と「情動」が結びつくと、
生体反応に変化を及ぼす可能性がある。ということです。
・風鈴の音を聞いて(聴覚)、
涼しげで心地よい情景が浮かび(記憶、情動、視覚)、
風を感じて(触覚)、体温が下がる。(体温中枢)
・瞑想中にランダムな刺激を受けて(聴覚、視覚、触覚、嗅覚)、
脳波が触れるのは、正常な生体反応です。
しかし、刺激が無くなった後も続く反応は、
不快感やストレスなどの記憶と情動が5感と結びついて、
起きたものと言えます。
記憶と情動が結びついたもの。
つまり、いわゆる「こだわり」や「思いこみ」といった類いのものから、
「恐れ」、「怒り」、「悲しみ」、「疑い」や「喜び」、「愛情」
などなどが5感に働きかけて
「脳の勘違い」、「錯覚」といったものを引き起こします。
それが、良い反応として表れる場合もありますし、
逆の場合もあります。
病気や精神的な疾患などの
身体反応として表れる場合もあり得ます。
そんな場合の対処法(治療)は、
脳の勘違い、錯覚を逆に利用するのです。
その方法は、
「記憶の差し替え」、「情報の書き換え」と呼ばれます。
錯覚と情報の書き換えについては、
また次回説明します。