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「耳をひっぱれば疲れが取れる。
それどころイライラや不眠などのストレス症状も軽減する。」
そう提唱されているのが、
「1日1分であらゆる疲れがとれる耳ひっぱり」(飛鳥新社)の
著書藤本靖氏です。
アメリカ発祥の「ロルフィング」という
ボディーワークの施術者としても知られています。
その著書の中で蝶形骨の調整法として書かれているのが、
「耳ひっぱり」です。
藤本氏の論によると、蝶形骨は頭の真ん中にある骨で、
両側の「側頭骨」という骨に挟まれていて、
その側頭骨にくっついている耳をじんわり引っ張ると、
側頭骨と蝶形骨に「あそび」が出来て、
蝶形骨のゆがみが取れるというものです。
ひっぱり方には、藤本式「みひっぱりの基本フォーム」というのがあって、
まず姿勢は、
①背筋を伸ばす
②軽く呼吸をする(自然な呼吸)
③遠くを見るイメージで、視線は真っ直ぐに
そして、両手で左右それぞれの耳をつまんで、
①中指を耳のくぼみの中に入れ、
親指で耳の後ろ側の付け根をつまむ
②真横では無く「斜め後ろ」に
2〜3mmじんわりひっぱり10秒間キープする。
というものです。
※治療というのでは無く、簡単なエクササイズとして
誰にでも出来るテクニックです。
本ではその他の応用編なども記載されています。
ご興味のある方は、一読してみて下さい。
実際の施術の考え方…については、また次回から。