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時々、勉強会やセミナー、はたまた個人的な要件で
東京まで出掛けることが有ります。
そんな時に必ず、といって良いほど立ち寄る処があります。
それは、「寄席」です。
上野広小路「鈴本演芸場」、新宿「末廣亭」、浅草「浅草演芸ホール」等々。
中でも、鈴本演芸場には大変お世話になっております。
仕事の関係上どうしても日曜日に出向くことが多い為、
朝一番の飛行機で羽田へ。
その足で朝10時から始まる「早朝寄席」に直行。
終わったら、お昼を食べて勉強会に出席。
最終の飛行機で日帰り。
これがお決まりのコースです。
たまたま、土曜日の午後、予約が早く終えた時なんかは、
21時30分開演末廣亭さんの「深夜寄席」にお邪魔させて貰ったりもします。
どちらも、2つ目さんの勉強、発表の場で、自主興行。
案内も、もぎりも全て落語家さん自らが遣ります。
しかも料金が、上野広小路が500円、新宿で1000円。
こんなんで大丈夫?って却ってこちらが心配するぐらいのお値段で、
毎回みっちりと古典落語を楽しませて貰えます。
演者が4人で1時間半、客席が285席で全部埋まったとして…。
何て計算は野暮。
高座に上がって一席伺う。
つまり、話家さんは、喋ってナンボ。
それが自分を表現する方法です。
(偉そうに言っているのではありません。若手は、そのチャンスが中々無いのです。)
そして、私はそのそれぞれの「表現」を感じる為に、寄席に足を運んでいます。