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「子供といる時間を質か?量か?ではかるなら、
間違い無く「量」だと答えるだろう。」
インタビューの取材で、こう語っていたのは、
ビートルズのメンバーでも有ったジョン.レノンその人です。
彼は、こうも続けています。
「何をしたか、よりもどれだけの時間を過ごしたかが大切だ。」
「何か特別な出来事じゃ無くて、何気ない日常の積み重ねが
重要なんだ。」
1975年に誕生した、オノ.ヨーコとの子供、
ショーン君について尋ねられた時のジョンの心情です。
彼が、そんな思いに至ったのには、其れなりの理由がありました。
1962年にビートルズとして、最初のシングルをリリースするのですが、
その年にシンシアと結婚。
翌年1963年に第一子、ジョン.チャールズ.ジュリアンが誕生します。
しかし、超多忙なビートルズの活動とオノ.ヨーコとの関係も生じ、
子供さんが5才の秋に離婚を余儀なく為れました。
その翌年1969年春にヨーコとお互いに再婚します。
何度かの、流産や別居ののちに
1975年10月にようやく
ショーン.タロー.オノ.レノン君が誕生したのです。
ジョンも初めての子育ての時に
ビートルズ時代の莫大な富を与える事は、出来たのでしょうが、
一緒に過ごした記憶という財産を残すことは出来ませんでした。
その時の後悔の様なものが有ったのでしょう。
冒頭の言葉の通り、実際ショーン君の子育ての間、
音楽活動を一切休止して子供との時間を大切に最優先させました。
最初の子供さんと分かれた時の年齢である
5才を過ぎた1980年11月になってようやくアルバムをリリースし、活動を再開。
しかし、翌月12月8日ご存知の通り、凶弾に倒れ帰らぬ人と為ってしまいました。
結局、彼の二度の子育ては奇しくも共に
五年間で終わっています。
もし、彼が今も生きて父親業を全うしていたら、
二回の子育てを通してどう感じ、どの様に語っていたでしょうか。
子育ては質か?量か?
今と為っては、想像を巡らしてみるより、方法は有りません。
彼は、子供たちが生きる世界の未来に何を見ていたのでしょうか?
そして何を伝えたかったのでしょうか?
想像してごらん…。
※ジョン.レノンの言葉は、きちんと文献を当たった訳では無いので、
正確なものでは有りません。
ただ、語っていた内容についてはこんな感じです。
何卒、ご容赦のほどを。