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腸の働きは、食べた物を消化、
吸収して便を作るだけでは、ありません。
排便の支配は脳から受けますが、
それ以外の動きは腸が独自に行なっています。
また、さまざまなホルモンが分泌され、
第二の脳と呼ばれるくらい多様な働きを持ちます。
食べた物を消化、吸収して栄養分を全身に供給する腸は、
いわば「健康の源」と言えます。
身体に良いものを摂れば、健康に。
反対に身体に有害なものを吸収してしまったら…。
腸は、「病気の源」となってしまいます。
東洋医学では、その人の親から受け継いだ、
いわゆる持って生まれた元気の素を「先天の精」と言い、
「腎」(腎臓そのものでは有りません。)に宿る、とされています。
それに対して、生まれてから獲得する元気の素を
「後天の精」と言い、食べ物から補う。
とされています。
つまり、生まれた時には、虚弱であっても、
良い食事を続けていれば、健康になる。
逆に、生まれつき頑健な身体であっても、
悪い食事を続けていれば、病気になってしまう。
と言う訳です。
それほどに、食事は大切だと言う事を表しています。
では、何を食べれば(何が腸に)
良いのでしょうか?
それは、また次回に。