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日本の気候は、
大陸ほど極端な気温の変化が少なくて、
(最近はちょっと変ですが)
四季の移り変わりがある為にゆるやかに穏やかに流れて行きます。
その為に、日本人はあまり強い刺激を好まず、
比較的、繊細な感覚の方が多い様に見えます。
それに合わせて鍼もより細くてしなやかになって行き、
鍼先は松葉形と呼ばれる進入し易く、
また痛みを感じにくい形のものへと、
進化して行きました。
また、飲み薬も、国内に生育している植物由来のものがほとんどで
(中国では、鉱物や動物由来のものも多いです。)
身体に優しく、効き目も比較的穏やかになっています。
中国の漢方薬に対して、日本のそれは、
日本式の漢方薬=「和漢薬」と呼ばれる事もあります。
*三回に分けて、日中韓それぞれの違いを書いてきましたが、
ある一面をかい摘んで記したもので、決して全てを表したものでは有りません。
参考程度にお読み頂ければ幸いです。