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カテゴリー別アーカイブ: 日記

王龍宝先生

先週金曜日のお昼休みに突然の、

そして嬉しくも有り難い来訪者が、有りました。
王龍宝先生と奥様です。

 
以前ブログで書きましたが、

治療院開業の際に「杏林満園」の額を戴き、

杏林堂鍼灸整骨院の名付けの親とも言うべき大恩ある先生です。

 
中国に帰国し、復職されていたのですがこの度、

北陸のある県に拠点を置かれて、

中国と日本とを行ったり来たりする生活に成るそうです。
そこで、今回ホームページ上の
私のブログ記事が来訪するきっかけになったそうです。

王先生が御自分の名前で検索したら、

偶然にも見事に?ヒットし記事を読むと自分の事が書かれていて、

感激しました。との事でした。

改めてHPを立ち上げて良かったと思いました。

 
この日は、関西地方でお仕事をされている娘さんを訪ねて、

夕方神戸の私の師匠のところにご挨拶に向かう道すがら

立ち寄って下さった。と言う次第です。

 
10数年ぶりにお会いする王先生は、

長身で姿勢の良い立ち姿は昔のままですが、頭髪は銀色に。

時の流れを感じます。

 
私も来年度から漢方薬(その他の薬品も含めて)を

取扱う為の資格取得に向けての準備中です。
王先生の日本における連絡先も教えて頂きましたので、

また色々と教えを請う機会を得る事ができた。
と喜んでいます。
王先生、これからも宜しくお願い致します…。です。

 
※王先生、奥様。
お土産のホタルイカ、有難うございました。

芦屋さくら祭り

商店会からお花を頂きました。
毎年、芦屋川沿いで催される「芦屋さくら祭り」に合わせて
えきにし商店街の各店舗に配られたものです。
ピンク色の花が、昨年のもの(一年経ってまた咲きました。)、

白い方が、先月末に頂いた胡蝶蘭です。

 
と言うことで、芦屋市主催行事のお知らせです。

今日5日と明日6日に今年も予定通りにさくら祭りが開催されます。

 
今週、一気に満開を迎えた桜の花も、昨日来の「花散らしの雨」ならぬ、

風で一面の「花吹雪」に。
川面に舞い散り、流れるさまは、まるで「花筏(はないかだ)」。
趣があります。
今日、明日は「花冷え」で少々
気温が下がる様ですが、桜の花はまだまだ見頃です。
市民参加の露店や、ステージなど盛りだくさんです。
患者さんでも、バザーや食べ物屋さんでの出店や、

ダンスや楽器演奏での出演を予定されている方が居られます。

私も施術が終了しだい、立ち寄ってみたいと思います。

 

芦屋さくら祭りに是非お越しください。

両日ともにお天気が心配ですが、お出かけには

雨具と上着をお忘れなく。

JRなら、えきにし商店街を通って真っすぐ西に、

阪急なら、すぐ南に、

阪神からも、すべて徒歩圏内です。

 

想像してごらん。

「子供といる時間を質か?量か?ではかるなら、

間違い無く「量」だと答えるだろう。」
インタビューの取材で、こう語っていたのは、

ビートルズのメンバーでも有ったジョン.レノンその人です。

 
彼は、こうも続けています。
「何をしたか、よりもどれだけの時間を過ごしたかが大切だ。」
「何か特別な出来事じゃ無くて、何気ない日常の積み重ねが
重要なんだ。」
1975年に誕生した、オノ.ヨーコとの子供、

ショーン君について尋ねられた時のジョンの心情です。

 
彼が、そんな思いに至ったのには、其れなりの理由がありました。
1962年にビートルズとして、最初のシングルをリリースするのですが、

その年にシンシアと結婚。
翌年1963年に第一子、ジョン.チャールズ.ジュリアンが誕生します。
しかし、超多忙なビートルズの活動とオノ.ヨーコとの関係も生じ、

子供さんが5才の秋に離婚を余儀なく為れました。
その翌年1969年春にヨーコとお互いに再婚します。
何度かの、流産や別居ののちに
1975年10月にようやく
ショーン.タロー.オノ.レノン君が誕生したのです。

 
ジョンも初めての子育ての時に
ビートルズ時代の莫大な富を与える事は、出来たのでしょうが、

一緒に過ごした記憶という財産を残すことは出来ませんでした。
その時の後悔の様なものが有ったのでしょう。
冒頭の言葉の通り、実際ショーン君の子育ての間、

音楽活動を一切休止して子供との時間を大切に最優先させました。

 
最初の子供さんと分かれた時の年齢である
5才を過ぎた1980年11月になってようやくアルバムをリリースし、活動を再開。
しかし、翌月12月8日ご存知の通り、凶弾に倒れ帰らぬ人と為ってしまいました。
結局、彼の二度の子育ては奇しくも共に
五年間で終わっています。

 
もし、彼が今も生きて父親業を全うしていたら、

二回の子育てを通してどう感じ、どの様に語っていたでしょうか。

子育ては質か?量か?

今と為っては、想像を巡らしてみるより、方法は有りません。
彼は、子供たちが生きる世界の未来に何を見ていたのでしょうか?

そして何を伝えたかったのでしょうか?
想像してごらん…。

 

 

※ジョン.レノンの言葉は、きちんと文献を当たった訳では無いので、

正確なものでは有りません。
ただ、語っていた内容についてはこんな感じです。
何卒、ご容赦のほどを。

臨時休診のお知らせ

突然ではありますが、明日(4/1)
都合により臨時休診させていただきます。

4月1日で、エイプリルフールと言う訳では、有りません。

 
全くの私用では有りますが、東京三宿にある方と会う為に出掛けます。
用件が済み次第、日帰りで戻ってきますので、明後日(4/2)
は平常通り診療致します。

 
突然の事ゆえ、ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いします。

 
東京行きの詳細については、ご報告する機会が出来ましたら、

また改めまして…。

いかなごの釘煮

関西地方の春の訪れを告げる風物詩と言えば、奈良のお水取りですが、

杏林堂鍼灸整骨院のある芦屋市を含めて兵庫県だけに限って言えば、

それは「いかなごの釘煮」です。
他の地方、いや他の全ての県の方にはお馴染みは無いと思いますが、

毎年この時期、一時的に患者さんが減ります。(主婦層限定で)

 

 
いかなごは、一日ごとに大きくなって行くので限られた数日間が勝負です。
我が家でも、嫁さんが5キロほど炊いていましたが、

凄い方は10キロ、20キロなんていう方もざらです。
毎年、送られて来るのを楽しみに待ってられる方がいらっしゃるからでしょう。

 

 
朝どれの新鮮なものを市場やスーパーなんかで並んで買って、

すぐに台所で大鍋の前につきっきりで炊いて、出来上がったら冷まして、

タッパーに詰めて郵パックや、宅急便で送る為に出かけます。
洗い物もありますし、部屋や服に染み付いたニオイも気になります。
結構忙しいです。そして、以外に重労働です。
10キロ、20キロのいかなごだけで無くて、大量の醤油、みりん
料理酒、ザラメの砂糖、水飴、生姜も買い求めます。重いです。

そして、長い時間台所で立ちっぱなしです。足腰にこたえます。

 

 
ひと通り、いかなご作りが終わりましたら、来院されるのをお待ちしています。
あ、もちろん「くぎ煮」では無くて、治療に来られるのを…。
です。

とりあえず分けてみました。

実質、二月四日から始まった杏林堂鍼灸整骨院院長ブログですが、

前回分で30回目と成りました。ご愛読有難うございます。
そこで、より見やすくする為にカテゴリを設けました。

「治療所のこと」「食事のこと」「季節のこと」「言葉のこと」「東洋医学のこと」の5つです。
今迄に書いてきた内容を大雑把に括るとこんな感じかな?と
とりあえず分けてみました。
もちろん、重複するものもあります。

また、今後カテゴリはもっと増える予定ですし、

既設のものも変更される場合も出てくると思います。

 
読み直してみて気付いたのですが、身体のこと(身体のしくみや、動かし方)や、

実際の治療法や、日常生活で気をつける事なんかは、

まだ一つも触れてなかったですね。
また、東洋医学系の話ばかりで
膝の関節とか筋肉、骨盤の調整法とか、

またスポーツ関係、外傷なんかの
いわゆる、整骨院関連の話も全然です。

 
そして、一番面白い?気(エネルギー)の話なんかも

少しづつ書いて行きたいなぁと考えています。

 
これからも、より見やすく、より面白く、より為になる

「院長ブログ」を目指してコツコツとしたためて参りますので、

今後ともよろしくお願い致します。

西医と中医

JR芦屋駅から徒歩2分
杏林堂鍼灸整骨院の院長ブログです。
家族と共に来日されていた王先生は、

日本の大学に入学された娘さんの卒業を待って帰国され、

上海の大学に復職し、また以前の様にご活躍されているそうです。

 

王先生から伺った話では

 

中国の場合、
西洋医学のお医者さんを西医、
伝統的な療法を行うお医者さんを中医と言い、

それぞれに認められた存在で、

患者さんはどちらかの治療法を選ぶ事が出来るそうです。

 

もちろん、併用する事も可能です。

 

症状によって、この場合は西医にこちらは、中医に。
また、西医に見て貰いながら漢方薬も処方して貰う。

と言う具合です。

 

非常に合理的ですね。

 

ただ、お国柄と言うべきか、
何事も大陸的というのか
全てにおおらかで
治療の際には、
先生の前であっても、結構大胆に服を脱いで、

診察台の上に
横たわる方も多いのだそうです。
先生を信頼して、全てをゆだねる…。
という事だと思いますが。

 

また漢方薬などは、入院中の患者さんに出される場合、

毎朝
一日分として、大きなヤカンでどーんと
持ってこられるそうです。

 

鍼についてはご存じの通り、いわゆる中国鍼と言うもので、

長いし、太さも結構あります。
体格や、感受性の違いも影響しているのかもしれません。

 

鍼先の研磨も割とランダムで、

日本人の我々には、ちょっと厳しいかな?
と感じる時も正直あります。

 

その点、
日本や韓国では?
それは、また次回に。

同じ病名でも…。

昨日の続きです。

 

王先生が、経験された

西洋医学と東洋医学の大きな二つの違いとは?

 

その一つは、症病と投薬の関係です。
どういう事かと具体的に説明すると、

西洋医学では、

患者さんの症状や特に病名によってある程度、
処方されるお薬が決まってきます。
胃腸には、これ。
肝臓病には、このお薬。
と言った具合です。

 

でも、漢方薬の場合はそうでは
有りません。

症病名では無く、

患者さんの状態、体質によってお薬を決めていくのです。
病気と言うものが存在しているのでは無く、

 

あるのは一人一人の不調和と言う状態だけ…。
と言う考え方です。

 

ですから、一人一人の
脈や、舌の状態や、お腹の硬さ等々を総合的に判断して

(症を立てると言います。)、

投薬を決定します。

 

つまり、同じ病名でも患者さんによってお薬の内容に違いがあるという事です。

 

この考え方は

当時の西洋医学の研究者や、ドクター達には、

到底受け入れられませんでした。

科学的では無い、という理由で。

 

今では、もうそんな事は無くて
漢方薬を処方されるお医者さんも沢山いらっしゃいます。

 

そんな現在でも、中々理解され難い考え方、と言うか

一つの思想があります。

 

その、あとの一つとは、
また次回に…。

杏林満園

杏林堂の入口をあけて直ぐ、

受付の上に写真の額が飾ってあります。

 

「杏林満園」

 

額にも署名があるのですが、上海中医薬科大学教授(当時)の

王 龍宝(ワン ロンパオ)先生が
16年前、治療所を開業する際に
書き下ろしてくださったものです。

 

この文字の意味するところは、

 

昔、中国に華佗と言う多くの患者さんから尊敬される
名医が居ました。
この華佗さんは、患者さんを治療した際に

治療費としてお金を頂かずに、

身体に良いとされる杏(あんず)の実を患者さんに食べさせて、

その種を自分の治療所の庭に植えさせる事で

治療費の代わりとさせていました。

 

くる日も、くる日も患者さんを
治療しては、庭に杏(あんず)の種を植えさせて…。
を繰り返して行くうちに、

ある年の春に華佗さんの庭の杏(あんず)の林は、

満開の花でおおわれていました。

 

と言う話で、中国では治療院を開業する際には、

「貴方も、この故事に倣って沢山の患者さんを喜ばして下さい。」

と言う意味を込めてこの文字を贈るのが
慣わしだそうです。

 

私が、王先生から頂いた時は、
治療するのはお金の為では無い。

と言う「医は仁術」的な意味合いとして受け取ったのですが、

後から聞くとどうやらそうでは無くて、
満開になるくらい一杯患者さんが来る様に、と言う

どちらかというと「先客万来」的な意味合いが中国では一般的なんだそうです。
ちょっと、赤ひげ先生的なイメージとは違うのかな?

 

まあ、それはさておき。
杏林堂にお越しの際には、

良かったら受付にある額をじっくりと眺めてみて下さい。

 

どう感じられるかは、貴方次第です。

芦屋市整骨院 芦屋市鍼灸院

JR芦屋駅徒歩2分にある
杏林堂鍼灸整骨院の院長ブログ
です。

 

昨日も書いたのですが、杏林堂鍼灸整骨院という屋号の治療所が

関東、東京方面に沢山あります。

 

ですから、
杏林堂鍼灸整骨院で検索して頂くと、

先ず東京、神奈川の治療院さんが

ずらーっと出て来ます。

 
当院のホームページを閲覧していただく為には、
今のところ、直接URLの
「www.kyorin-do.jp」を入力して頂くか、

「杏林堂芦屋」や

 

「芦屋市整骨院杏林堂」

 

「芦屋市鍼灸院杏林堂」

 

の様に、芦屋という地名を入れて頂いた方が、

まだ比較的検索し易いかと思います。

とは言え、まだ開設して間が有りませんので直ぐには、

見当たらないかもしれません。
根気よく探して頂ければ有難いです。

 

もうすでにHPに辿りついている皆様方には、今更 の話では有るのですが…。

 

これからもより検索、閲覧し易いHP作りを目指して、じっくりと
杏林堂HPを育てて行きたいと考えておりますので、これからも
宜しくお願い致します。