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カテゴリー別アーカイブ: 季節のこと

インフルエンザ予防接種

インフルエンザの予防接種、もう受けられましたか?

 
今年のワクチンは、従来のA型1類、A型2類、B型1類の

3種類混合のものから、B型2類が追加された

4種類のウイルスに対応したワクチンとなりました。

 

 

その為なのかどうか分かりませんが、

接種料金が昨年に比べて500円ほど値上げされています。

 

 

また、ワクチンの種類が増えた為か?

これも判然とはしませんが、患者さんの中には

「予防接種をしてから体調が悪くなった。」

「喉の風邪を引いて、なかなか治らない。」

と言った声を例年以上に耳にするような気がします。

 
受けられた時の体調等によっても差があるので、

コレばっかりは何とも言えませんが…。

 
ご家族の多いご家庭では、

一回につき500円の値上げは、大きな負担になります。
ましてや、ワクチンは効かない、打っても意味は無い、

かえって副作用があって危険だ…。などの報道も聞こえてきます。

 

 

実際のところはどうなんでしょうか?
インフルエンザについて、1番信頼出来そうな?

厚生労働省のホームページから一部抜粋してみます。

 
「インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが

口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。

ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。(中略)

ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、

中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、(中略)

これをインフルエンザの「重症化」といいます。(中略)
ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。」

 

 

厚労省によると、ワクチンを接種すれば

絶対にインフルエンザにかからないとは言っていません。

 
「ある程度」発症を抑えますよ、そしてもし感染したとしても

重症化するのを阻止する効果が期待出来ますよ…としています。

 

 

インフルエンザに限らず、全ての病気において、

本来1番の予防法は予防接種を受けること…
では無く、自らの免疫力を高めることです。

 
とは言っても、高齢者の方や

体力や抵抗力の低下されている方は、

感染した場合の高熱や重症化を考えると、

とりあえず予防接種を受けらることをお勧めします。

 
くれぐれも、出来得る限り万全な体調を見計らって、

早めに受診してみて下さい。

今日から師走です。

今日から12月。
今年も残すところあと一ヶ月となりました。

 
日の暮れるのも早くなって、

なんと無く一日の終わりが慌ただしく感じます。

 
患者さんでも、主婦の方などは

「12月の声を聴くと、特に何をするわけでも無いのに、気ぜわしく感じる。」

と言われる方が多いです。

 

 

年賀状や、大掃除の準備、年一年間のやり残した事柄を

あれやこれやと思い起こしながら、

結局何も出来ないで毎年、新年を迎えてしまう…

なんてことが大抵でしょう。

 
主婦も、お勤めの方も、学生さんも、年配の方も、

皆さん結構忙しいのです。

 

 

「師走」は、年末で日頃落ち着いている「先生」でも

忙しくてアタフタと走りまわる月…だとよく言われていますが、

他にもいろいろな説があって、

「師」は「師僧(師匠である僧)」のことで、

僧侶がお経をあげるため、仏事で慌ただしく馳せる

「師馳す(しはす)」に由来している…とも言われています。

 

 

また、そもそも教師もお坊さんも走らないんだよ…という話しもあります。

 
万葉集や日本書紀には、

「十二月」と数字で書いて「シハス」と読んでいます。

 
「しわす」が「師走」という漢字を当てて書くようになったのは

江戸時代からだとされています。
つまり、後世の当て字というわけですね。

 
「しわす」とは、年が終わる「年果てる」や、

四季の果てる「四極(しはつ)」が変化したとも言われています。

 

 

「しわす」は単純に、「あぁ、一年の終わりだなぁ。」という

心持ちを表しただけで、それを忙しくしたのは現代人の我々…
ということかもしれません。

 

 

漢字で「師走」なんて書くもんだから、

何か無理にでも忙しく走りまわらないといけない…

みたいな気分にさせらてしまいますが、

ここは一呼吸入れて落ち着いてゆったりと過ごしましょう。

 
慌てて怪我をしたり、体調を崩したりしたら、

何のことか分かりませんから…。

季節の変わり目

奈良に行ってきました。

 
連休中に一目、紅葉を…ということで、

最初は京都の東山から比叡山まで歩く、

京都トレイルというコースを予定していたのですが、

当日のお天気の具合(山は変わりやすいので)と、

人の混み具合なんかを考慮して、

急きょ奈良行きが決定しました。

 
京都に比べて、奈良はいつ行っても静かでゆっくり廻れるね。
と思っていたら大間違い。
奈良公園から東大寺にかけては大渋滞の大混雑。

 
人、人、人で、聞こえてくるのは中国語ばっかり。
日本語はほとんど耳にしません。
何も、日本人が居ないというわけでは無く、声量が違うのです。
日本人の場合は何も喋らないか、

喋っても声が小さいので聞こえないだけです。

 
でも、見渡したところ日本人よりも

中国人観光客の方が多いような感じがしました。
有馬温泉でもそうでしたが、

恐るべし中国人パワー…です。

 

 

肝心の紅葉ですが、まだ早かったのか?

あまり色付いてはいませんでした。

 
ある程度紅くなっている葉っぱでも、

鮮やかな赤とは言えずにちょっと褐色がかった様相です。
もう既に乾燥してチリチリになっている葉が多かったように思います。

 
今年の天候は、樹木にもストレスかな?と思って

連休明けの今日、治療をしていると

ぎっくり腰や寝違いなど

急性の疼痛を訴える患者さんが多く来院されました。

 
人間も自然の中に生かされています。
樹木と同じでこのところの天候の変化は、

身体にとってストレスになっています。

 

 

今日も夕方から冷たく強い風が吹き始めました。
明日から、急激に気温が下がるという予報が出ています。
これで一気に紅葉が進むのか、

それともこの強い風によって色付く前に散ってしまうのか?

 


私たちの方も、この急激な季節の変化に何とか対応しなければ…。

紅葉狩り

秋の行楽シーズン。
京都などの各名所に紅葉狩りに

出かける方も多いのではないでしょうか。

 
紅葉と書いて「もみじ」と呼ぶ。
そして、その「もみじ」を狩る。
何とも、突っ込みどころの多い言葉です。

 

 

「紅葉狩り」を辞書で引いてみると、

「山野に紅葉をたずねて楽しむこと。観葉。」とあり、
必ずしも狩猟、採取するわけでは無いのがわかります。

 
山野などに分け入って行く行為自体を

「狩る」と表現しているそうです。
同じような意味で、ぶどう狩り、キノコ狩り、

イチゴ狩りなんて言葉があります。
(あれ?全部、採取してるし、

イチゴなんて山野じゃ無くてビニールハウスじゃん。)
それに、「潮干狩り」みたいに海辺でも狩ってるけど?
と数々の疑問が湧いてきます。

 
しかし、新明解国語辞典(第7版、三省堂)には、

こうはっきりと書いてあります。


「見て楽しむこと。」

そうなんです。紅葉は見て楽しむものあって、

くれぐれも持ち帰ることの無いように…と。

 

 

「狩り」の意味はわかったとして、

そもそも何故「紅葉」と書いて「もみじ」と呼ぶのでしょうか?

 
これも調べてみると、もみじという言葉は

「草木の葉が赤、または黄色くなる。」という意味の

動詞「もみず」に由来するそうです。

 
では、この「もみず」の語源は何処から?
それは、染め物の「揉み出ず(もみいず)」のようです。
紅花染めで、花びらに含まれている

紅色と黄色の色素を「揉み出す」ことから、

紅く色付くことを「もみじ」と呼ぶようになったそうです。
紅花だけに、「赤葉」では無く「紅葉」なのも納得できます。

 

 

まあ、実際の紅葉は揉み出されて紅くなるわけでは無く、

日照時間や急激な寒暖差から来る

ストレスによってもたらされている…と言われています。

 
今年は、11月に入って雨が多く、

気温も比較的高めだったせいか、

紅葉の色づきはもう一つ?な感じがします。

 
寒暖差ストレスによるアレルギーを取るか、

綺麗な紅葉を愛でる方を取るか?

悩ましいところです。

スポーツの秋!でしょ。

秋が来ました。

 
もう、エアコンをつける必要も無いし、

朝起きて外に出るとひんやりとした空気が

肌に気持ちよく感じられます。

 
一年中で1番いい季節がやって来ました。

 
どうやら人間は秋に1番アクティブに動き始める生き物のようです。

 
食欲の秋とか、読書の秋とか、

芸術の秋とか、行楽の秋とかいろいろありますが、

ここはやっぱりスポーツの秋、ランニングの秋でしょう!

 

 

先日、10月25日の日曜日に大阪マラソンが開催され、

神戸でも来月の15日に第5回神戸マラソンがスタートします。

 

 

昨年度に開催された日本陸連公認のフルマラソンが全国で72レース。
そのうち、10月、11月のレースが合わせて27、

おおよそ4割近くが秋に集中しています。

 

 

「走る」と言えば、お正月の箱根駅伝や、

サッカーやラグビーの全国大会など、

寒い冬の季節をイメージしがちですが、

私たちスポーツ初心者が、最も身体を動かしやすいのは、

やっぱり秋ですよね。

 

 

東京都老人総合研究所の調べによると、

ヒトが1日に歩く平均歩数が最も増えるのは、

気温にして17度の環境下…という結果が出ています。
つまり、春と秋ですね。

 
また、お天気で比べると、

雨の日、降水量が増えれば増えるほど、

1日の平均歩数は減っていきます。
土砂降りの日には、約4000歩。
これに対して降水量0の日の平均は7000歩。
約75%増しになっています。

 

 

夏は暑過ぎて、とても走れたもんじゃ無いし、

冬はコタツから出たくは無いし…で、

爽やかな「秋晴れ」が続くこの季節、

黙っていても何だかカラダを動かしたくなってきて、

当然なわけです。

 
ということで、身体を動かすにしても

怪我や故障をしてはツマラナイので、

次回からは、ランニングにまつわる

「あれこれ」を書いていきたいと思います。

彼岸花

秋のお彼岸のこの時期に、
毎年忘れずに咲くのが、「彼岸花」です。

 

 

治療所の裏の庭にも、いつ誰が植えたのか?

今年も赤い華が咲き誇っています。

 

 

彼岸花は、妖艶で美しい反面、
何故か「不吉」なイメージが付きまといます。

 

 

別名「死人花」、「幽霊花」、「地獄花」なんて

怖い呼び方をされたりします。
秋のお彼岸と時を同じくするかのように

わずか1週間の間だけ咲くために、

あの世とこの世を繋げる…

そんなイメージが定着したのかもしれません。

 

 

あと、彼岸花にはアルカロイドという毒があるために、

「毒花」、「痺れ花」とも呼ばれたりします。

 

 

テレビ番組でやっていたのですが、

お墓の近くや田んぼのあぜ道などでよく見かけるのは、

その毒で昔は土葬していた亡き骸を

モグラや野ネズミから守るために、

わざわざ植えられたものなんだそうです。

 
田んぼの場合は、同じく害虫対策もあったのですが、

飢饉などの非常時に、水にさらして毒を抜き

貴重なタンパク源として、食用にする目的もあったそうです。

 

 

彼岸花は、球根です。
種子のように、風に乗って飛んで行き、

自然に繁殖するということはありません。

 

 

すべての彼岸花は、いつの頃か誰かが、

何らかの目的があって植えられたものなのです。

先人が、もの凄い数の球根を

せっせと植え付けていった様を想像すると、

感動すら覚えます。

 

 

彼岸花には、もう一つ呼び名があります。
それは、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」です。
サンスクリット語で、天界に咲く花という意味だそうです。
おめでたい事が起こる兆しとして赤い花が天から降ってくる、

という仏教の経典に由来しています。
なんだか、こちらの方が良い感じですね。

 

 

ちなみに花言葉は、

「情熱」、「悲しい思い出」、「独立」、「再会」、「あきらめ」です。

 

 

お勤めの方は、今日19日(土)から5連休。
当、杏林堂鍼灸整骨院も

明日20日(日)からカレンダー通り、

お休みさせて頂きます。

 
今年は、5月のゴールデンウィークに対抗して?

9月のお彼岸のこの時期をシルバーウィークと呼ぶようですね。
でも個人的には、色のイメージで言うと、

「実りの秋」、「黄金色の秋」…で

このお休みこそ「ゴールデンウィーク」に相応しいように思うのですが…。

夏の冷え性

冬じゃなくて夏に身体が冷えるとは?

 
近年の日本の夏の暑さときたら熱帯地方か、
下手したら湿度が高い分だけ却ってそれ以上かもしれません。
熱中症ならいざ知らず、その逆の冷え性って何故に?

 

 

実はその暑さが問題なのです。
逆説的かもしれませんが、

冷えは夏に作られているといっても過言ではありません。
暑い夏には、身体を冷やす環境が整いすぎているからです。

 

 

身体を冷やす要因の最たるものが、クーラーです。
高原や川面に吹く「天然のクーラー」と違い、

人工のものは身体にあまり優しくはありません。

 

 

それに、冷たい飲み物や食べ物。特にアルコール類。
急激に冷たいものを飲んだり、食べたりすると、

内臓の温度は一気に4度下がります。
つまり、身体の中から冷やしているわけです。

 
あと、見逃せないのがパソコンやスマホなどの電磁波。
体温調節を司る自律神経の

バランスを狂わせる可能性が指摘されています。

 
手足やお腹、腰まわりを露出させた服装なども原因の一つに。

 

 

夏に冷えが作られて、

その結果代謝が落ちて、

むくみ、だるさ、肌荒れなどさまざまな不定愁訴や、

なかには秋から冬にかけてぽーんと太る…

なんてことに繋がるケースもあります。

 

 

冷え性には大きく分けて3つのタイプが。
まず、手足が氷のように冷たくなる末端型。
そして、腰から下が冷えるタイプ。
あるいは、身体全体が冷えるタイプ。

 
タイプによってそれぞれ原因も対処法も異なってきます。

 
また、冷えによる自律神経の乱れから

むくみなどの症状が引き起こされることもあります。

 

 

それぞれの対処法は次回から。

夏の終わりの秋雨前線

早いもので、今日から9月になります。
小・中・高校、ほとんどの学生さん達は

夏休みが終わって2学期の始まりです。
(大阪など先週の月曜日から始まっている地区もあるようですが。)

 
夏休みが終わっても、まだまだ残暑厳しき折…と言いたいところですが、

今年は例年とはちょっと様子が違うようです。

 
列島にかかった秋雨前線の影響で、

シトシトとした雨が降り続き、

気温も30度を超えることはありません。

 
何だかこのまま、秋に突入してしまいそうな気配です。
外気温が30度を切ると大分楽に感じられます。

 

 

でもちょっと待って下さい。
よく考えてみると、以前私達が(私が)子供の頃は、

真夏でも28度とか29度くらいで、

最高に暑い日でも、せいぜい32度どまりだったはず…です。

 

 

以前の真夏の気温が涼しく?感じられる。
それだけ、昨今の暑さは異常だと言えます。

 
今日くらいの温度なら、

クーラーは無くても大丈夫な感じがします。

 
昔、朝夕地面に打ち水をして、

軒先に風鈴を吊るして、

夜寝る時は窓を開けて網戸にして、

たまに扇風機をつけるくらいで

何とかしのげたのもうなづけます。
(風呂上がりに汗疹に天花粉をつけたりして…。)

 

 

そう考えると前回、夏に甘酒を「常温」で飲んで下さい。

と書きましたが、この「常温」も大分変化してしまいます。
現代のような体温と同じくらいの気温が常温なら、温か過ぎます。
やはり、江戸時代くらいの気温が基準になるんでしょうね。

 

 

今は、冷たく冷やした飲み物といえば、

冷蔵庫に入れたり、凍らせたり…となるのですが、

昔はそんなものはありません。

 

 

せいぜい、流水に浸したり、井戸水につけたり…といった具合で

外気温より低いのが、「冷たい」の基準だったと思います。

 

 

現代社会は、過去私達人類が経験したことの無いほどの暑さに、

体験したことの無いほどの冷たいもの(クーラーや飲食物など)で

身体を傷めつけています。(決して大袈裟ではありません。)

 

 

そのために、夏なのに冷える、浮腫む。
胃腸の調子が思わしくない。
などの「自律神経症状」を訴えられる方が増えています。

 

 

次回からは、その対策について書いていきたいと思います。

夏に「甘酒」を。

長い夏の間に蓄積された疲れによって、

私達の身体に必要なエネルギーと栄養分は不足ぎみに。

 
そんな夏バテには、

何よりもアミノ酸とビタミンの補給が1番大切です。

 
そこでおすすめなのが、「甘酒」です。

 
夏に甘酒?
意外に感じられた方も多いと思います。

 
甘酒は、白米、米麹などで作られる

日本の伝統的な甘味飲料です。
お正月やお祭りの時など、昔から冬の寒さをしのぐ

温かい飲み物として重宝されてきました。

 

 

しかし、江戸時代になって庶民の間で

「甘酒は滋養になる。夏バテに効く。」という話が広まり、

甘酒売りが街を賑わす光景が風物詩となりました。

 
その頃から甘酒は「夏の季語」となっています。

 

 

甘酒は、米麹を発酵させたもので、

デンプン質を糖化させた

ブドウ糖が20%以上含まれている為、

甘い飲み物となっています。

 
本来アルコールは含まれていないのですが、

原料が同じで長時間発酵させると

そのまま「日本酒」になるところから

「甘酒」と名付けられたのでしょう。

 

 

お米の表面はタンパク質が多く、そこに麹菌が増殖すると

タンパク質分解酵素の働きにより、

タンパク質をアミノ酸へと変化させます。

 
また麹菌が繁殖する時に、

ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシール、ビオチンなどの

天然型吸収ビタミン群が作られます。

 
つまり甘酒は、ビタミン、アミノ酸などの栄養素に加えて、

ブドウ糖も大量に含まれていて、

さしずめ「飲む点滴」と呼ばれたりします。

 
また、食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整え、

便秘や肌荒れの改善に。

 
さらにペプチドタンパク質を酵素で分解してできる物質が、

天然の降圧剤として、

本態性高血圧の人に効果があると言われています。

 
そのようなことから、甘酒は

「ジャパニーズヨーグルト」と呼ばれたりもします。

 

 

江戸時代に、水分と栄養分を同時に補給する飲み物として、

夏バテ防止に最も重宝されていた「甘酒」。
現代でも利用しない手はありません。

 
クックパッドを見れば、

いろいろな飲みやすいアレンジが載っています。
是非、常温で試してみて下さい。

胃腸バテ

長い間、暑さに晒されると体力が消耗し

結果、胃腸が機能低下を引き起こします。
胃腸の粘膜が収縮して、血流が滞り、

胃液の分泌も少なくなります。

 
すると、食欲が減退して

さっぱりとしたものしか受けつけなくなってしまいます。

例えば「今日のお昼はそうめんにでもしておこう。」みたいな具合に…。

 

 

とりあえず、お腹の中に入れておく…。
このようなことが重なってくると

栄養バランスが崩れてきて、

しまいには「体調不良」へと繋がってしまいます。
いわゆる「夏やせ」、胃バテの状態ですね。

 

 

しかも、暑い夏の日は

ついつい冷たいモノを口にしてしまいがちです。
というか、火照った身体を冷やす為に

ほぼ自動的?にとってしまう感じです。
これが一層、胃腸の不調に拍車をかけます。

 
特に冷たい飲み物は、

ただでさえ分泌量が減っている胃液を薄めて、

消化能力を極端に低下させる一因となります。

 
食べ物が消化されにくくなれば、

エネルギーの補給も十分でなくなり、

身体はどんどん深刻な状態へと追い込まれてしまいます。

 

 

さまざまな機能低下を引き起こす蓄積型の夏バテ。
長い夏の間に知らないうちに

不調の澱のように溜まっていってしまうのです。

 

 

お盆が終わり、台風が過ぎ去って、

朝晩の気温が少しずつ下がって来るこの時期、

逆に蓄積された夏の疲れが

一気にドッ〜と出て来ることがあります。

 
次回は、その対策について…です。