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カテゴリー別アーカイブ: 季節のこと

星に願いを。

今日、7月7日は「七夕さま」です。

一年に一度だけ、彦星と織姫が天の川で出逢うことが出来る日です。

が、何でこんな梅雨どきに設定したんでしょうか?

体育の日前後なら、もっと会える可能性は高いのに…。
何て、お節介はさておき。

 
私が子供の頃は、夏の初めに夜空を眺めていたら、

結構な確率で「流れ星」を見ることが出来ました。

よく、流れ星に3回願い事を唱えると、その願いが叶う…。と言いますが、

実際そうなった人は居るのでしょうか?
そんな一瞬の間に、3回も。

とても無理、無理。子供心にそう思っていました。

 

 
「よく、星に願いを。って言うだろ。

あれはな、何も本当に
「星」がお願い事を叶えてくれるって事じゃないんだよ。

そんな、いつ出て来るか解らないような
流れ星が、突然目の前に現れた時に、

とっさに願い事なんて言えると思うかい?

 

 

この流れ星の意味というのはなぁ、
そんな偶然の様なチャンスに、堂々と

「自分はこんな風に成りたいです。こんな事がしたいです。」

って大声で言える、そんな強い意思こそが、

夢の実現へと導くのであって、星が叶えてくれるんじゃ無い。

自分自身の心が叶えさせるんだよ。

何れだけ強い願いか?

流れ星に試されてるって事だよ。

わかったかい。」

 
これは、もう亡くなった俳優の渥美清さんの言葉です。
映画「男はつらいよ。」の中の台詞…。では無くて、

晩年に付き人を為れていた方に、

日頃何かに付けて、お話しされていたものだそうです。

 
「星に願いを。」
私たちは誰でも一人一人、

心の中に「希望」や「夢」という名の「星」を輝かせています。

 
本当の自分の願いとは、何れだけの強さなのか?
見上げてごらん。じゃあ無くて、

見つめてごらん。

筋力VS重力

衣替えの時期になると、患者さん(特に女性の)が気に為れるのが、

肌の露出の割合が増えることでしょう。
首すじや二の腕、お腹周りやお尻など。

 
強い日光で日焼けをしたく無いという事もありますが、

気になる「シワ」や「たるみ」を出すことに気が引ける。と言うわけです。

 
いわゆる「余分な水分」では無くて、「余分なお肉」の方ですね。
そして「むくみ」では無くて、「たるみ」の方です。
まぁ、これ位にしておきましょう。

 
「むくみ」の場合は、「余分な水分」を排出させる方法を考えれば良いわけですが、

「たるみ」の場合は、そうは行きません。

ちょっと大袈裟な表現をすれば、

「たるみ」とは、自分の筋力が「重力」との闘いに敗れてしまった状態。

とも言えます。
ですから、たるみを解消させる為には、

ストレッチ法なども含めて、運動して筋肉を鍛え上げる必要が有ります。
上腕三頭筋、臀筋、腹筋…。

 
「あらあら、それじゃあ間に合わないわ。」って。
そうなんです。

たるみを解消させる位に筋力をつけるのは、そんな短時間では無理が有ります。

それは、
~その筋肉を鍛える運動だけをしていれば…。~ の話ですが。

 
効率良く解消させる為には、もう一つ大切なことが有ります。
それは、「重力」を味方につけること。です。

 
そのお話は、また次回に。

衣替え

6月1日、衣替えですね。
子供たちの間では、死語になりつつある感もありますが…。
私が学生だった頃は、きっちり6月1日と10月1日に執り行われていました。

この衣替えと言う慣例行事も明治時代,

新政府が洋服を官服に制定した際に採用され、

その後徐々に学校や官公庁へと拡がって行った様です。

 

 

ここ最近までは毎年、暦通りに気候が比較的緩やかに移り変わっていたので、

別段大きな問題は有りませんでした。
しかし、近年は気温の変動が激しく5月に熱中症の危険性が取り上げられる程です。
健康面から考えると決められた日に一斉に。

と言う考えは逆に弊害の方が大きいのかもしれません。

 
実際、阪神間ではお馴染みの神戸にある松陰女子中、高校の衣替えも

新聞記事を調べてみると、既に5月19日に済んでいた様です。
「恒例の松陰女子中、高校の衣替え。

涼しげな白い半袖のワンピース姿で坂道を登る。」

と紹介されていました。
衣替えと言えば、「松陰女子」
全国的に見ても、こんな学校も珍しいのでは、無いでしょうか。

 

 

それはさておき、今年はこの6月から4年に1度のサッカーW杯が開催為れます。

W杯が始まると、ニュースワードの検索数ランキングも

「アナ雪」から、「ブラジルW杯」へと一気に「衣替え」が進むことでしょう。

観戦に熱中するあまり睡眠時間が不規則となり、

体調を崩す方も出て来るかも知れません。

 

 

でも、その前にちょっと一言。
「ブラジルの人、聞こえますかー。

スタジアム間に合いそうですかぁ。

色々と事情はあるでしょうが、デモとかストとか、して無いで

W杯の無事開催。よろしゅう頼んまっせ。」

木の芽時か、五月病か?

このところ、以前ブログに掲載した「木の芽時」に関する文章
(3〜4題)と、「五月病」について少しだけ触れた回を検索される方が、

特に目立って多くなっています。
それだけ多くの若者(違うのかな?)が、悩んでいるのか、興味が有るのか。

どちらにせよちょっと意外な事でした。

 
五月病=ホームシック。五月病は繰り返すのか?
色々なキーワードが有りました。
「五月病の正体?」では、簡単に触れただけでしたので、

少しだけ補足させて頂きたいと思います。

 
木の芽時は、季節の変化による心身の変調。

五月病は、環境の変化による心身の変調。
どちらも、外部の変化が原因で起るのは確かですが、

最大の問題は、その変化に対応しきれずにいる自分自身の内面に有ります。

 
職場環境や、学校生活。

どんな環境に於いても1番大切なのは、その中での人間関係です。
どんな劣悪な環境でも、自分を理解してくれる同僚、友人、上司、先生が

一人でも居れば頑張れます。

逆に、どんなに楽な環境でも、嫌な人が居たり、

心を許す仲間が居なかったりしたら、楽しくありません。

 
その1番大切な人間関係。
1番最初に結んだのが「親子関係」です。

 
ブログタイトル「そのセルフイメージは、何処から?」や

「ネーミングとレッテル貼り」でも書きましたが、

私たちは物心ついてからずっと様々な情報に晒されています。

その最たるものが、両親からの情報です。
(特に、若い方に取っては。)

 
つまり、今現在の自分の人間関係における問題のひな型は、

親子関係から由来している場合が多いと言えます。
どうして、上手く場に溶け込め無いのだろう。

自分ってコミュニケーションを取るのが、下手だなぁ。
何て感じている自分が居るのなら、
自分と両親との関係、或いは両親の社会との関わり具合を一度、

ジックリと思い出して見て下さい。
モデルケースとなっているものが、何か思い当たるはずです。

 
でも、親元に在る時にはそれに気づきません。親自身も同じことです。
親元を離れて、始めて分かるのです。いろんなケースが在るんだなぁと。

いろんな人がいて、いろんな育ち方があるんだなぁと。

 
そして、戸惑います。自分の中の確信が揺らぎ始めます。

大丈夫か?私は…と。
そして、今まで慣れ親しんだパターンが恋しくなって来ます…。

 
ここまで書いてきましたが、興味のある方は、

上記2題のブログタイトル分と「自由自在という事」「ありのままで生きる。」

そして「雲の上の人になる。」も目を通して頂ければ有難いです。

 
「五月病の正体?」からの続きで、

私の子供も含めて若い方に届けることを念頭にしたためたつもりです。
何か一つでも心の「足し」になるものがあれば、幸いです。

五月病の正体?

長かったゴールデンウィークも終わり、

学生さんもお勤めの方もまた、そうで無い方もいつもの日常に戻られた事と思います。

 
早く休みが終わって欲しかった方も、終わって欲しく無かった方も一様に

休み明けは、中々もとのペースに戻りにくいものです。
私も含めて、長く同じ立場に居るものでもそうですから、

この春から新しい環境に変わられた方は、尚更の事だと容易に想像出来ます。

 
よくこの時期、新入社員さんや一人暮らしを始めたばかりの学生さんが、

新しい環境に少し慣れ始めてちょっとホッとした頃に、
軽いホームシックに罹ったりする事を「5月病」と呼んだりしますが、

案外新生活が始まったばかりにやって来る

この長い小休止(ゴールデンウィーク)にも一因が有るのかもしれません。

 
山登りや長距離走なんかでも、疲れたら、

一旦立ち止まって一休みする事は必要ですが、

下手に腰を降ろして座り込んでしまうと、一気に疲れが出て、

後、立ち上がって歩き出すのが一苦労です。

それでも気を取り直して歩き続けると、
ある時点から、足取りが軽くなって行くのを感じます。

 
連休明けに、何となくペースが掴めずにズルズルと休んでしまう。

この数日をどう乗り切れるか、結構重要なところです。

 
元来、五月病は所謂「うつ病」とは、区別すべきものです。
五月病は、繰り返し再発するわけではありません。
ある意味、一時的なものと言えます。

 
最近では、悩んでいる人に「頑張れ。」と声を掛けるのは、

無責任で逆効果である。と言われるのですが、

私は、敢えてエールを贈りたいと思います。

 
「少しだけ勇気を出して、一歩踏み出してみると、

思ってたよりも容易に道は開けたりするものです。だから、頑張れ!」

 
偉そうで済みません。

風薫る五月

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今日から五月。

一年中で一番気持ちの良い季節と言えるかも知れません。
本日は、メーデーでお休みの方も多いと思いますが、

連休のご予定はいかがでしょうか?

 
風薫る五月。
いろいろな草花が一気に芽吹く季(とき)です。
ちょっと街を歩けば、ボタン、シャクナゲ、ツツジ、ハナミズキ、バラ、シバザクラ…。
本当に色々な香りが、風に乗って運ばれてきます。

 
しかし、何と言ってもこの時期
私たちを慰めて来れるのが、新緑(若葉)です。
「目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ。」
ムッとするような、草いきれも悪くは無いのですが、

陽光に透ける爽やかな緑は、

パソコンやスマホで疲れた私たちの目と心を癒してくれます。

 
去年の12月、紅葉のシーズンも終わりかけた頃、

所用で京都に出掛けた時にタクシーの運転手さんから、こんな話を聞きました。

「この時期、永観堂にしろ、高台寺や東福寺にしろ紅葉の名刹と言われる場所は、

人でごった返してます。もし、ゆっくり愛でようと思いはるんやったら、

ゴールデンウィークにお越し下さい。

新緑のもみじも綺麗でっせ。混んで無いし、私は好きやけどなあ。」と。

 

もし、連休中のご予定がまだお決まりでない方は、京都へ。
紅葉の名所と言われる所は、案外、穴場かも知れません。(混んでたらスミマセン)

京都で「紅葉狩り」ならぬ、「新緑狩り」も有り。だと思います。

肝木の春

<どしゃ降りの天岩戸神社>

 

漢方の考え方では、春は、五臓(肝心脾肺腎)の中の

「肝」の季節だと考えられています。
また、身体の衣替えが始まるこの時期の事を「肝木の春」とも呼びます。

 
ご存知の通り、肝臓は血液を貯蔵する働きが有るのですが、

漢方的にはそれだけで無く、

自律神経のバランスを調える働きも担っている臓器とされています。

 
「肝は疏泄(そせつ)を司る」と言い、胃腸を始めとした五臓全体の維持や、

感情調整、血液保存などの大切な役割を担っています。
その為、身体の衣替えや生理などで多くの血液が必要とされる時には、

肝に溜めてあった血液が使われるのですが、

普段から貧血気味の方や、冬の間に病気や過労、

ストレスなどで十分に血液を蓄えられなかった場合、
肝気が弱くなり、さまざまな症状が現れます。
この状態を「肝血不足」と言います。

 
また、精神的なストレスが続き体調維持や感情調節のコントロールが

出来にくくなった状態を「肝気鬱結」と呼び、

肝の疏泄機能が滞っている、と捉えます。

 
ちょっと長くなりましたが、次回「肝血不足」と「肝気鬱結」のお話をします。

木の芽時

<一願成就 日室岳遙拝所>

 

芦屋さくら祭りが終わった先週辺りから、

ぎっくり腰やぎっくり背中?、

こむら返りなんかの

筋肉が引き攣って起こす症状で来院される患者さんが、

目に見えて増えた様に思います。
数日来の朝晩とお昼間の気温差に

身体がついて来れていないのが原因だと思われます。

 
気温の寒暖差の激しい春先は、昔から「木の芽時」と呼ばれ、

木の芽が一斉に生えるこの時期が、

体調や精神状態が一番不安定になりやすい時だと言われていました。

 
冬から春に変わる過程で、人間の身体もある種の冬眠状態から醒めて、

活動的になる準備を始めるのですが、

中には生活習慣などの影響でそのバランスが上手く取れずに

体調を崩してしまう方も出てきます。
気温差は身体にとって大きなストレスとなります。

 
それだけで無く日本の場合、春という季節は、

進級、進学、異動、転居などの新しい環境への適応など、

社会的なストレスにも晒される時期でも有ります。

 
木の芽時のこの時期、自律神経の乱れや、

また女性の場合などは特に、

ホルモンのバランスも崩れやすくなっています。

 
次回から、具体的な症状やその対処法(特に漢方の考え方)

について書いて行きたいと思います。

桜餅の葉っぱ、食べる派?食べない派?

恥ずかしい話ですが、最近まで知りませんでした。
桜餅にも、関東風と関西風があるのを。

 

関東風は、小麦粉などの生地を焼いた皮で、餡を巻いたクレープ状のお餅で、

もともとは享保2年(1717年)、隅田川沿いの長命寺の門番
山本新六が、桜の落ち葉掃除に悩まされた末に、考案し売り出されたもので、

一般的には「長命寺(餅)」と呼ばれています。

 
それに対して、私達に馴染みの深い関西風の方は、「道明寺(餅)」と言って、

道明寺粉(餅米を蒸して乾燥させ、粗挽きしたもの。大阪の道明寺発祥)で皮を作り、

餡を包んだまんじゅう状のお餅です。

 

 

また、餅を包んだ葉っぱをどうするか?も意見の分かれる所です。
あるアンケートによると、長命寺と道明寺どちらを食べているか?では、8割が道明寺派。
その道明寺派の約8割が葉っぱも食べる派。
逆に長命寺派の約8割が葉っぱを食べない派。
だったそうです。
もともとは、集めて捨てていた桜の葉の再利用から生まれた桜餅。
昔の人の、
エコとビジネスチャンスを結びつけた柔軟な発想は見習わなければならない所です。
その上で、どうせ付いてるんやったら食べやな損やん。的な関西人気質

(もったいない精神?)も先ほどの数字に見え隠れしている気もします。

 
桜餅の葉っぱ、食べる派?食べない派?
餡に入っている大量の砂糖(陰性)とのバランスを考えると

葉っぱの塩気(陽性)は摂った方が良いのではと、

私、個人的には考えています。

芦屋さくら祭り

商店会からお花を頂きました。
毎年、芦屋川沿いで催される「芦屋さくら祭り」に合わせて
えきにし商店街の各店舗に配られたものです。
ピンク色の花が、昨年のもの(一年経ってまた咲きました。)、

白い方が、先月末に頂いた胡蝶蘭です。

 
と言うことで、芦屋市主催行事のお知らせです。

今日5日と明日6日に今年も予定通りにさくら祭りが開催されます。

 
今週、一気に満開を迎えた桜の花も、昨日来の「花散らしの雨」ならぬ、

風で一面の「花吹雪」に。
川面に舞い散り、流れるさまは、まるで「花筏(はないかだ)」。
趣があります。
今日、明日は「花冷え」で少々
気温が下がる様ですが、桜の花はまだまだ見頃です。
市民参加の露店や、ステージなど盛りだくさんです。
患者さんでも、バザーや食べ物屋さんでの出店や、

ダンスや楽器演奏での出演を予定されている方が居られます。

私も施術が終了しだい、立ち寄ってみたいと思います。

 

芦屋さくら祭りに是非お越しください。

両日ともにお天気が心配ですが、お出かけには

雨具と上着をお忘れなく。

JRなら、えきにし商店街を通って真っすぐ西に、

阪急なら、すぐ南に、

阪神からも、すべて徒歩圏内です。