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呼吸法を意識することによって自律神経を調えましょう。
呼吸を意識的にコントロール下に置くことで、
交感神経と副交感神経のバランスを取ることが可能になります。
ストレス社会に生きる私たちは、
どうしても交感神経が優位に成りがちです。
そこで、心身ともにリラックスする為に
副交感神経を刺激する必要があります。
・息を吸う→緊張⇒交感神経が優位となる。
・息を吐く→弛緩⇒副交感神経が優位となる。
つまり、吐く息に意識を置いた呼吸法を行うことで、
副交感神経の働きを高めましょう。という訳です。
ゆっくりと大きく吐く為には、「腹式呼吸」が有効です。
呼吸法には、「胸式」と「腹式」の2つの方法があり、
普段私たちは胸式呼吸をしています。
胸式の場合は、呼吸が浅く、短い為に交感神経を刺激します。
それに対して腹式の場合は、呼吸に合わせて、
お腹を膨らませたり、へこませたりして「腹圧」をかける為に、
胸式よりも自然とゆっくり大きなものになります。
腹式呼吸と言っても何も、
お腹に「空気をためる」呼吸法…という訳では、ありません。
胸式も腹式もどちらも、
「肺」で呼吸することに変わりはありません。
腹圧をかけることによって、
肺の下にある「横隔膜」を上、下動させて、
肺の動きをより活動的にさせよう。というものです。
この「横隔膜」に自律神経が密集している為に、
吐く息をゆっくりとすればする程、自律神経を刺激して、
副交感神経が優位となり、リラックスすることが出来るのです。
腹式呼吸の本当のポイントは、
「横隔膜」を意識すること。
そして、「吐く息」に意識を置くこと。
出来るだけ「ゆっくり」行うこと。
この3点…です。
腹式呼吸は健康の為に良いのは、
よく分かっていても、特に女性や高齢者の方などは、
なかなか上手く出来無い…という方も居られます。
次回は、その具体的なやり方と
応用編(進化バージョン?)について…です。