-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2024年12月 日 月 火 水 木 金 土 « 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
秋のお彼岸には「おはぎ」を、
春のお彼岸には「ぼたもち」を
仏様にお供えします。
漢字にすると、「お萩」と「牡丹餅」。
つまり、その季節の花を模して呼ばれていて、
基本的に中身は同じ物です。
「お萩」と「牡丹餅」はそれ以外でも地方によっては、
・小豆のあんが、ぼたもち。
きな粉をまぶしたものが、おはぎ。
・こしあんが、ぼたもち。
つぶあんが、おはぎ。
※小豆の収穫時期の秋は穫れたてで、
皮が柔らかいので、つぶあんのままで。
冬を越して固くなった皮は、そのまま食べれないので、
潰してこしあんになったようです。
・丸くて大きいのが、ぼたもち。
小ぶりで長めが、おはぎ。
※花の形に似せて。
・お米が餅のようになっているのが、ぼたもち。
粒々が残っているのが、おはぎ。
のように区別されたりします。
もともとは、日本古来の太陽信仰(天照大神)に基いて、
太陽が真東から出て真西に沈む春分、秋分の日に
「かいもち」として、神様に捧げたものでした。
それが、お彼岸の中日が春分、秋分の日になるという
仏教の影響を受け、また「邪を払う」とされる
「赤色」の小豆で作られたお餅が、
お彼岸のお供物となりました。
※小豆には利尿作用があり、
冬の冷えや、夏に摂り過ぎた
水分調節の役割も果たしているとも考えられます。
また、サンスクリット語のbhukta(ご飯の意)が、ぼたに。
mridu、mudu(柔らかい)が、もちとなって
「ぼたもち」になったという説もあります。
以上、おはぎとぼたもちでした。