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設定する。

私たちは、いろいろな事を「思い浮かべる」ことが出来ます。

大好きな人の事や、旅先の美しい風景や、

この前食べた美味しい料理や、

これから出かけるお店のことや、お気に入りの洋服など…。

 
どれもありありと、色や形や匂いや手触りや、

その時の感動や感情も含めて。

 
心がわくわくとするものばかりでは、ありません。
嫌な思い出、辛かった出来事、

事故やケガなどの痛みや恐怖感…。

 
現実に今、目の前に有るわけでは無いし、

実際に起きているわけでも無いのに。

 

 
常人には分からない、見えないものを感じる能力。
前回お話しした「共感覚」の持ち主というのは、

「無意識」で常に一定してその感覚が現れます。
つまり、彼らにとってそれが「普通」なのです。

 

 

医学的には、脳の疾患だと言われたり、

スピリチュアル的には、神様からの賜り物ととらえ、

もともと、人間には誰にでも備わっていた普通の能力だ、

と言う学者さんもいます。

 

 

 

でも、そんな能力を持ち合わせていない私たちでも、

ある条件が揃えば、「共感覚」と同じような感覚を得ることが、

時にはあります。

 

 

その条件とは…。
「記憶」と「情動」と「5感」
そして、「錯覚」と「情報の書き換え」です。

 

 
昔よく聞いていた音楽が、

ふとラジオから流れてきて(例えがちょっと古い)、

その時付き合っていた彼女のことや、

ドライブした海辺の風景、光や風や匂い、

その時の切なかった気持ち。

そんなものが、一瞬で蘇ったりする。

 

 

そんな経験ってありませんか?(その「経験」そのものが無い…?)。

 
これなんかは、まさしく「共感覚」そのものです。
音を聞いて、色や匂いや触覚を感じる。

 
最初に書いた事柄も含めて、共通するのは、

そこに「感情」「思考」が作用しているということです。

 

 

「無意識」に感じる能力が無いんだったら、

「脳の働き」を上手に利用して、

そして思いっきり意識して(イメージして)

その感覚を作り出してやろうじゃないか!

 
そして、この鈍感なエネルギー感覚を磨いてやろう‼

 

 

という訳で、その方法が「設定する。」です。

 
具体的には、次回。