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重心は、中心では無い。

「軸を整える」
この言葉には、いろいろな意味合いがあります。

 
身体の軸を整える
・中心軸を整える
・重心の軸を整える
心の軸を整える、エネルギーの軸を整える…。etc

 
身体の重心の軸は、必ずしも「中心」に存在するわけでは、有りません。
イメージ的には、「軸」と言うものは、コマ回しの「独楽」のように真ん中に在る.

と考えがちですが、そうとは限りません。

 

 

「独楽」のようにカタチが円形であったり、正三角形であったりすると、

釣り合う「軸」は、きっちり中心になるわけですが、

私たちの身体はそうでは有りません。

前後左右対称?という人は存在しません。
ですから、重心は、中心では無い。のです。

この点は、多くの方が勘違いされています。

 

 

では実際、身体の重心はどの辺りに在るのでしょうか。
それは、身体を前後に三等分した「後ろ3分の1」です。
背骨から仙骨〜膝の内側を通り

内踝(うちくるぶし)から踵骨(かかと)に抜けるラインとなります。
これが、正しい。と言うか、

1番身体に負担の掛からない、楽な姿勢。と言えます。

 
重力を筋力では無くて、「骨」で支える。
これが、「重力を味方につける」という事の意味です。

 
実際に、正しい重心の軸を意識して立ってみて下さい。
ほとんどの方が、考えていたよりも

かなり「後ろ」に体重がかかる感じすると思います。
中には、後ろに倒れそうになる方もいらっしゃるかと思います。
実は、それだけ前に重心が乗った状態で生活している。

という事の裏返しでも有るわけですが…。

 
重心が「前」に掛っている事の弊害と、

軸を正しい位置に意識する具体的な方法は、

次回お伝えします。