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いかなごの釘煮

関西地方の春の訪れを告げる風物詩と言えば、奈良のお水取りですが、

杏林堂鍼灸整骨院のある芦屋市を含めて兵庫県だけに限って言えば、

それは「いかなごの釘煮」です。
他の地方、いや他の全ての県の方にはお馴染みは無いと思いますが、

毎年この時期、一時的に患者さんが減ります。(主婦層限定で)

 

 
いかなごは、一日ごとに大きくなって行くので限られた数日間が勝負です。
我が家でも、嫁さんが5キロほど炊いていましたが、

凄い方は10キロ、20キロなんていう方もざらです。
毎年、送られて来るのを楽しみに待ってられる方がいらっしゃるからでしょう。

 

 
朝どれの新鮮なものを市場やスーパーなんかで並んで買って、

すぐに台所で大鍋の前につきっきりで炊いて、出来上がったら冷まして、

タッパーに詰めて郵パックや、宅急便で送る為に出かけます。
洗い物もありますし、部屋や服に染み付いたニオイも気になります。
結構忙しいです。そして、以外に重労働です。
10キロ、20キロのいかなごだけで無くて、大量の醤油、みりん
料理酒、ザラメの砂糖、水飴、生姜も買い求めます。重いです。

そして、長い時間台所で立ちっぱなしです。足腰にこたえます。

 

 
ひと通り、いかなご作りが終わりましたら、来院されるのをお待ちしています。
あ、もちろん「くぎ煮」では無くて、治療に来られるのを…。
です。