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どんな病気でも1番の予防法は、
自分自身の免疫力を高めること…
というわけで、「免疫」についてのお話を少々。
私達の身体には、生まれつき備わった
様々な免疫の働きがあります。
それらの免疫は、私達が健康に
日常生活を送るために欠かせないものです。
では、その免疫の働きとは実際どんなものなんでしょうか。
簡単に説明すると、免疫(の獲得)には3つのステップがあります。
⑴異物の侵入を防御する。
⑵侵入した異物や、体内で発生した異物をすばやく処理する。
⑶身体に住み着いた異物を攻撃して処理する。
⑷そして、免疫を獲得する。
私達の身体には、ウイルスや細菌などの
外部からの異物を排除しようとする働きがあります。
また、ガン細胞や老化細胞などの
身体の内部の異物も排除しようとします。
この働きが「免疫力」です。
免疫によって異物を排除するためには先ず、
自分以外のものを見分ける必要があります。
自己(自分自身の細胞や組織)と
非自己(自分以外のもの)を見分けて
自分以外のものを排除するのです。
その異物の侵入を最前線で阻止する役割を担っているのが、
皮膚の角質や、喉や鼻そして腸の粘膜です。
ここで食い止めることが出来なかった場合には、
白血球の出番となります。
「白血球」は外部から体内に侵入した
異物を排除する働きがあります。
代表的な働きや種類は以下の通りです。
⑴好中球、単球(マクロファージ)
細菌やウイルスなどの異物を食べて処理します。
⑵NK細胞
体内のウイルス感染細胞やガン細胞を破壊する殺し屋です。
⑶Bリンパ球
一度侵入してきた異物(抗原)の
次の侵入に備えて、「抗体」を作ります。
※マクロファージとヘルパーT細胞の指示で働く。
⑷Tリンパ球
・ヘルパーT細胞
抗体を作るB細胞を活性化する。
・キラーT細胞
ウイルス感染した細胞やガン細胞を破壊する。
・調節性T細胞
亢進した免疫を抑制する。
強力な異物に対しては、補体や抗体の助けを借ります。
この抗体が作られることを「免疫の獲得」と言い、
次回からの異物の侵入に備える態勢が整えられるわけです。
続きます。