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「敬老の日」を考える。①

先日9月21日は、敬老の日でした。
各ご家庭で、お子さんやお孫さんが

おじいちゃん、おばあちゃんにと、電話やメール、贈り物。

一緒に食事をしたり、買い物に出掛けたり…。
さまざまな行事や催しが執り行われたことと思います。

 
そのこと自体は、大切で必要な事柄だと思うのですが、

では当の祝われる側のお年寄り

(この言葉は適当では無いかも)の方々は、

どう感じておられるのでしょうか?

 
ある宿泊予約サイトを提供する会社が

「敬老の日におめでとうと言われるとどういう気持ちになるか?」

というアンケートを行ったところ、

「うれしい」と回答した人が16.1%、

「うれしくない」と答えた人が43.2%という結果に。
また、心(気持ち)は実年齢に比べてどのくらいと思うか?に対して

「実年齢よりも若い(5〜20歳)」と回答した人が80.1%。
同じように「見た目は?」という質問では、

69.2%の人が実年齢よりも若い…と答えています。
皆さん、正直なところ年寄り扱いされたくない…

というのが本音なのかもしれません。

 

 

敬老の日は、文字通りの意味でいうと、

年老いた人を敬う日…ということになります。

 

 

では、世間一般から見るといったい何歳からが

「老人=高齢者」と呼ばれることになるのでしょうか?

 

 

一般に高齢者の定義はまちまちで、

国の雇用安定法における定義では、55歳以上となります。
医療保険に於いては、65歳〜74歳までを前期高齢者。

75歳以上を後期高齢者と区分しています。
※この「後期」って、どういうことなん?とは、常々思っているのですが…。

 

 

ちなみに国連の規定では、60歳以上、

世界保健機関(WHO)では65歳以上となっています。

 

 

今や、日本は世界一の長寿国。
お国によって高齢者を取り巻く事情はさまざまだと思います。

 

 

日本では、国民の8人に1人は後期高齢者(つまり、75歳以上)で、

家族に高齢者がおられる世帯が4割を超えています。
その中で高齢者の一人暮らしと御夫婦のみの世帯が

その約半数以上になっています。

 

 

そういった状況の中で迎える「敬老の日」。

 

 

逆に高齢者と呼ばれる立場の方達は、

何歳からを高齢者と認識し、

実際いつ頃から「老い」を感じ始めるのでしょうか?

 

 

続きます。