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末端型冷え性

手や足の先端が氷のように冷える。
真夏でも靴下なしには眠れない。

 
こういうタイプの人は抹消の血管が収縮して、

血流が悪くなっていることが原因の

「末端型冷え性」といえます。

 

 

体表面の温度が最も高いのは、身体の中心、体幹部。
お腹、腋の下、ソケイ部、いずれも温かいのですが、

そこから身体の末端に向かっていくほど温度が低くなっていきます。

 

 

足の甲の温度は、腋の下のマイナス10度くらいがノーマルな状態です。
体温が36度の平熱ならだいたい26度くらい。

さらに足の甲から足の指先との温度差がマイナス1〜2度くらい。

 
しかし、末端型冷え性の場合は5〜7度も

低くなっている方もあります。
足の甲から足先までわずか10cmほどの短いキョリで

これだけ差があるのは異常とも言えます。

 
体幹は温かいのに指先だけが冷たい。
その原因は、いろいろ考えられるのですが先ずは、筋力です。

 

 

全身の血液は心臓のポンプ作用によって循環しています。
心臓の拍動で押し出された動脈血は

重力に従って末端まで届きますが、

逆に毛細血管から静脈に入って心臓に戻ってくるときは

下肢の筋肉の力を借りることになります。
血管の周りの筋肉を収縮、弛緩させることで

血管を刺激し、血液を心臓へと戻します。

 
つまり、下肢の筋力が重要なわけです。
普段運動する習慣が無く、

もともとの筋力が弱い高齢者や女性など。
そして、後は骨格の問題…も関係します。

 

 

続きます。