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体質改善に3つの「ひ」

桜の咲くこの時期は毎年の事ながら、雨がよく降ります。
先週末に満開を迎えた芦屋川沿いの桜の花も、

この2~3日の雨でかなりの部分が散ってしまいました。

 
その上に、今日は朝から強い風が吹き、

気温も一気に下がってきました。

いわゆる「寒の戻り」というやつです。

 

冬から春へ、春から初夏へと行きつ戻りつする

「季節の変わり目」は、

何かと体調を崩し易い時期でもあります。

 
特に春先は「木の芽時」とも呼ばれ、

花粉症などのアレルギーとも合間って、

自律神経症状を発症される方が増えてきます。

 
以前にも書きましたが、

アレルギー症状などのある方というのは、

東洋医学的には「陰性体質」が強い…と診ます。

 
何とかしてこの体質を改善して行きましょう。

 
ということで、昔から

「体質改善に3つの「ひ」」と言われる方法があります。

 
これは、いわゆる「食事法」の一つですが、

その中には食材そのもの…だけでは無く、

その食材の調理法や加工法も含まれています。

 
さて、その3つの「ひ」ですが、

先ず1つ目の「ひ」は、「火」です。

 
「火」…つまり、食材を加熱処理するということです。
食材(例えば魚など)を「生(なま)」のまま食べると、

身体を冷やしますが、

「火」を通すことにより

「陰性」から「陽性」に変化させる…という訳です。

 
そして2つ目の「ひ」は、「陽」です。

 
つまり、お陽さま=「太陽」のことです。
たっぷりとお陽さまに当たった食材や、

太陽光で干した食材などを指します。

 
そして、3つ目の「ひ」が、「日」です。

 
これは食材を「日にち」を掛けて熟成させたもの…

という意味があります。
いわゆる「醸造、発酵」食品などが此れに当たります。

 
3つの「ひ」…「火」・「陽」・「日」。

 
つまりは、「熱」と「光」と「時間」が

陰性を陽性に変化させるという訳です。

 
※一つ一つの詳しい内容については、

次回から説明して行きます。