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この時期、くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状があっても、
それが「寒暖差アレルギー」だと気づかない方も、
多く見受けられます。
そこで、症状のよく似た
「風邪」、「花粉症」と比較してみましょう。
<発熱>
・風邪…熱がある。(ウイルス感染の為)
・花粉症…発熱は無い。
・寒暖差アレルギー…発熱は無い。
<鼻水の色>
・風邪…黄色い色がついていることが多い。(白血球の死骸)
・花粉症…透明でサラサラしている。
・寒暖差アレルギー…透明でサラサラしている。
<目の炎症>
・風邪…特に無い。
・花粉症…充血していることがある。(かゆみがある)
・寒暖差アレルギー…特に無い。
その他にも、花粉症や寒暖差アレルギーは
症状が長引く傾向があり、
良くなったり悪化したりを繰り返すことが特徴と言えます。
上記のように、風邪かどうかは、
発熱や鼻水の色などで分かりやすいのですが、
花粉症の場合は、目のかゆみも
ある人と全く無い人がいる為に、
なかなか見分けにくくなっています。
花粉症と寒暖差アレルギーの決定的な違いは、
原因となる物質(植物)が有るかどうか?です。
春先のスギやヒノキ、
秋になればヨモギ、ブタクサ、セイタカアワダチソウ、イラクサなど…。
秋の花粉症は、道端や空き地、河川敷などに
生えている「草花」の花粉が原因です。
このような植物は、背の低い草花が中心で、
花粉の飛散距離が長くありません。
したがって、原因となる植物に近付かないこと…が
一番の予防対策となります。
専門の医療機関で、
原因物質を特定してもらうことが大切です。
しかし、寒暖差アレルギーには特定の原因物質が無く、
根本的な治療薬というものがありません。
女性や高齢者に多く、
もともと体質的に冷え性(特に手足の)で、
急激な寒暖差に対応出来ない為に起こる
自律神経症状の一つとして発症します。
その為に、寒暖差アレルギーの場合は、
自律神経を調えることが一番の対策だと言えます。
では、その具体的な方法とは?
次回は、「自律神経を鍛える」です。