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気温の急激な変化は、私たちの身体にとって、
大きな負担やストレスを強いられます。
前日との差がはっきりと体感出来るほど、
気温が変化したり、
また朝夕の気温がぐっと下がり、
一日の最低、最高気温の差が大きくなったり…。
それに暖房を使用し始めたりすると、
ますます室内外の気温差も広がっていきます。
私たちの身体は本来、自律神経の働きによって、
寒い環境に居れば、「熱」を作り出し、
暑い環境では、「熱」を逃がそうとします。
しかし、その自律神経の働きも
正常に作動するのは、気温差が7〜8度までで、
10度以上の差がある場合は、
なんとか体温を一定に保とうとして
過度に働き過ぎてしまいます。
その為に、寒暖差の激しい環境に居ると、
頻繁に「熱」を作ったり逃がしたりする為に、
身体は必要以上にエネルギーを消費してしまいます。
そんな寒暖差による過度のストレスにより、
自律神経が乱れて疲労を感じるようになります。
そのために、
めまい、ふらつき、不眠症、肩凝り、
顔のほてり、食欲不振などのさまざまな不調、
いわゆる「自律神経症状」を引き起こします。
また、血管が収縮すると、
・血圧の変化(特に高血圧に)が、顕著になる。
・血流が悪くなり「冷え」の症状が
急速に進行する可能性がある。
・血液が濃縮されて、濃くなり
それが血栓へと繋がりやすい。
などの症状が表れたりします。
特に女性にとっては、「冷え性」など、
本格的に寒くなる前に対策を講じることが重要と言えます。
次回は、心臓や脳血管への負担について
考えていきたいと思います。