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星に願いを。

今日、7月7日は「七夕さま」です。

一年に一度だけ、彦星と織姫が天の川で出逢うことが出来る日です。

が、何でこんな梅雨どきに設定したんでしょうか?

体育の日前後なら、もっと会える可能性は高いのに…。
何て、お節介はさておき。

 
私が子供の頃は、夏の初めに夜空を眺めていたら、

結構な確率で「流れ星」を見ることが出来ました。

よく、流れ星に3回願い事を唱えると、その願いが叶う…。と言いますが、

実際そうなった人は居るのでしょうか?
そんな一瞬の間に、3回も。

とても無理、無理。子供心にそう思っていました。

 

 
「よく、星に願いを。って言うだろ。

あれはな、何も本当に
「星」がお願い事を叶えてくれるって事じゃないんだよ。

そんな、いつ出て来るか解らないような
流れ星が、突然目の前に現れた時に、

とっさに願い事なんて言えると思うかい?

 

 

この流れ星の意味というのはなぁ、
そんな偶然の様なチャンスに、堂々と

「自分はこんな風に成りたいです。こんな事がしたいです。」

って大声で言える、そんな強い意思こそが、

夢の実現へと導くのであって、星が叶えてくれるんじゃ無い。

自分自身の心が叶えさせるんだよ。

何れだけ強い願いか?

流れ星に試されてるって事だよ。

わかったかい。」

 
これは、もう亡くなった俳優の渥美清さんの言葉です。
映画「男はつらいよ。」の中の台詞…。では無くて、

晩年に付き人を為れていた方に、

日頃何かに付けて、お話しされていたものだそうです。

 
「星に願いを。」
私たちは誰でも一人一人、

心の中に「希望」や「夢」という名の「星」を輝かせています。

 
本当の自分の願いとは、何れだけの強さなのか?
見上げてごらん。じゃあ無くて、

見つめてごらん。