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出す、補う、流す。

冬場の気温や湿度の低下によって起こる

「血管の収縮」や、「交感神経の緊張」に伴う諸症状には、

「出す、補う、流す」ことが有効な手段です。

 

 

どういうことかと言うと、

前回説明したように、血管が収縮すると

血流が悪くなり手足が冷えやすくなります。

 
その結果、余分な水分や老廃物を

回収する力が低下します。

 
また、交感神経が優位になると

内臓の働きが鈍ってきます。

 
つまり、どちらも老廃物を外に出す力が弱まる…ということです。

 

 

その弱まった力を高めるのが、

出す、補う、流す…です。

 

 

先ず「出す」は、便と唾液。
そして「流す」は、静脈とリンパ。
最後の「補う」は、水分と油分です。

 

 

便は、身体にたまった老廃物を排出する最大の経路です。

 
便秘が良くないのは、便が長く居座ることで

腸の粘膜から老廃物が再吸収されて、

身体に悪影響を及ぼすからです。

 
腸に弱い炎症が起きると、

太りやすい、疲れやすい、肌荒れがする…

といった身体の不調が生じます。

 
腸の働きを高める必要があります。

 
また、唾液も重要です。
足りないと口の中の細菌が繁殖して

口臭や歯周病の原因となります。

 
それだけでは無く、唾液には消化を助けて

胃腸の負担を軽減させる作用もあるのです。

 
唾液もしっかり出すことが大切です。

 

 

次回からその具体的な方法を書いていきます。