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足先の冷えと骨格

前回の続きです。

 

 

骨盤から下、下肢にかけての骨格の問題が

足先の冷えを引き起こす原因の一つである…と考えられます。

 

 

具体的な例で言うと、「女の子座り」の姿勢。
正座の状態で足を崩して、

膝から下を外側に出してべったり床に座る…

あの時の下肢の形です。

 
男性はこの姿勢をとること自体が苦手な方が多いのですが

女性の場合はいとも簡単にぺたんと座れます。
関節が柔らかいというのもありますが、

逆の見方をすれば支持する筋力が弱い、

解剖学的肢位から逸脱している…と言えなくもありません。

 
「女の子座り」は、座っている状態で無理にしているわけですが、

普段立っている時にでも同じように

下肢に無理な歪みや捻れを生じている場合があります。

 

 

それは骨盤が前傾して、大腿が内側に内旋し、

逆に膝から下の下腿部分が外旋している肢位。
いわゆるX脚の状態です。

 

 

この姿勢では足の甲、くるぶし、

膝の裏などの血管が圧迫されます。
血管が圧迫させると当然、血流が悪くなります。

 
足関節が外反して小指が反りやすくなり、

くるぶしが圧迫されて更に血流が悪くなり

足先は冷える一方です。

 
パンプスやハイヒール、さきの尖った靴などを

履く習慣があると、ますます血行が悪くなります。
外反母趾、内反小趾の方にこのタイプが多いです。

 

 

このタイプの骨格の問題から来る足先の冷えの場合、

矯正する必要があります。

 
特に、足首と仙骨の傾き、そして筋膜を診ます。