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月別アーカイブ: 2015年1月

風邪を引いたら

今日も雪が降ったり止んだりで、風の冷たい寒い一日でした。

 

 

このところ、風邪引きの方がとにかく多いです。
インフルエンザに罹患された患者さんの話もちらほらと耳にします。

 
どんな病気でもそうですが、特に風邪の場合、

その原因は「食べ過ぎ」と「冷え」と「ストレス」だ

と言っても過言ではないと思います。

 
・頭を使い過ぎて、頭が疲れても風邪を引きます。

 
・消化器に余分な負担をかけた後にも風邪を引きます。

 
・腎臓に余分な負担をかけた後にも風邪を引きます。

 
・とにかく身体の何処かに偏った動きや、

働かせ過ぎた処ができると風邪を引きます。

 
※「風邪の効用」野口晴哉著

 

 

つまり、風邪を引いたら身体の何処かに

無理をしていると思って間違いありません。
その偏った身体を治そうとして風邪を引いた…

とも考えられます。

 
風邪を引く(病気に罹る)と、発熱して食欲が無くなります。
また発熱以外にも、発汗、鼻水、咳、くしゃみ、下痢、嘔吐など

身体の中のありとあらゆる老廃物を出して、出して、出しまくります。

 
これは、食べ過ぎや飲み過ぎなどで身体に蓄積された

「余分な老廃物」を排出させて身体を正そうとする働きです。

 
そして、発熱によって老廃物を燃やし「冷え」を取り、

食欲を低下させることによって、胃腸を休ませて、

消化活動に使われるエネルギーを

病気(風邪)治癒の方向へと向かわせているのです。

 
ですから、風邪を引いてしまったら、

無理にその症状を抑えようとせずに

(そうは言っても、辛い時もあるのですが…。まあ、無理をせずに…。)

 
・出来るだけ身体を休ませてあげる。

 
・ゆったりとした気分でストレスをかけないよう心掛ける。

 
・生姜などで身体を温める。

 
と良いと思います。

 

 

生活の乱れやストレスが引き金となって、

身体に負担がかかり身体に異常が出てきた為に、

その異常を正そうとして、風邪を引いてしまう訳ですから、

そんな風邪を引くような生活そのものを改めて、

規則正しい生活をするように心掛けることが、

すなわち「風邪の予防」になると言えます。

おみくじ

初詣や、受験などの合格祈願なんかで神社に参拝した際に、

御守りを買い求めたり、「おみくじ」を引いて今年はどんな運勢か?

占ったりする方も多いんじゃないでしょうか。

 
私も、必ず氏神様である芦屋神社の初詣の際に、

年に一度だけ「おみくじ」を引くことにしています。

 
それ以外では、たまにエネ散策で訪れた神社さんや、

旅行に行った土地で何となくご縁を感じる神社仏閣で

たまに引かせて頂くことがあります。

 
大抵は「○吉」という籤(くじ)が出るのですが、

東京に行った際にあの有名な浅草の浅草寺で引いた時に

「大凶」というのが出たことがありました。

 
前にブログに書いたことがあるのですが、

東京に勉強会や講習会なんかで行くと、

必ず上野や浅草なんかの寄席に立ち寄って
「落語」を聞いて帰るのが、何よりの楽しみなんですが、

そのまま浅草寺まで足を伸ばす…というわけです。

 
こんな有名なお寺さんで、

こんな血も涙もないような籤を出して良いものなのか?

 
それから意地になって、東京に行った際には必ず、

引いて帰ることにしたのですが、3回続けて「大凶」が…。
浅草寺では、もうやめました。

 

 
そもそも、おみくじの吉凶の「順番」って

どんなものなんでしょうか?

 
いろいろな説が有るようですが、

最も確かなものが「神社本庁」が出されているものだと思います。

 
「神社本庁」のホームページを見ると

 
※一般的に「おみくじ」は、

個人の運勢や吉凶を占うために用いられているわけです。
その内容には、大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶という吉凶判断…

 
とあります。
なので順番から言うと「大吉」が一番で、

次が「吉」となって、そして最後が「凶」というわけです。

って、どこにも「大凶」なんて無いぞ…!

 
※そもそも占いとは、物事の始めにあたって、まずご神慮を仰ぎ

、これに基づいて懸命に事を遂行しようとする、

ある種の信仰の表れとも言えます。

 

 

また、こうも書いてあります。
※「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、

その内容を今後の生活指針としていくことが

何より大切なことと言えます。

 

 

そうなんです。
「凶」や「大凶」を引いたからといって

何も「最悪な事態」が待ち受けている…

というわけでは無いのです。

 
とは言っても、年の始めや受験の合格祈願で引いた籤が

「凶」では、あまり気分の良いものではありません。

 
その点、今年の芦屋神社の初みくじは「大吉」でした。
芦屋神社の神様は、いつも私には優しい神様です。

ご迷惑を御掛けしています。

<古いアーケード>

 

 

えきにし商店街を通って、JR芦屋駅を利用されてい方は、

もうお気付きのことと思います。

先日から、商店街のアーケード(テント)が

「スケルトン」状態になっています。

 
3月上旬まで掛けて、道路の両側に駅まで続く

長いアーケードをすべて張り替えてしまおう…
というわけです。

 
この場所で開業して17年、

今のような状態は記憶に無いので、

いつ以来の張り替えなのか?
はっきりとは分かりません。

 
駅前から伸びる2棟のマンションの一階部分が店舗になっていて、

確か30年以上前に駅前再開発で出来た建物と聞いています。

 
震災の際にも大丈でしたから、

もしかして初めての張り替えかもしれません。

 
まだまだ綺麗で、そんな必要なんか無いのに…と考えていたのですが、

いざテントを外してみると所々に、

ペンキが剥がれたり、サビ着いたりしている箇所が見て取れます。

 

 
この商店街も長い年月の間に、

入居しているお店も随分と変わってしまいました。

 
以前は、いろいろな業種のお店が軒を連ねていたのですが、

最近では新しくお店が出来る度に、

ほとんどが「食べ物屋さん」になっています。

 
それもヤングアダルト向け(こんな言葉は本当にあるのか?)の

ちょっと小じゃれた飲食店が並ぶ通り(とおり)へと

変貌して来ている感があります。

 
JRの駅まで徒歩2〜3分、

雨に濡れずに当院までたどり着くことが出来ます。

 
阪急線からも徒歩5分、

阪神線からも10分以内と徒歩圏内です。

 
山手幹線、2号線、43号線からもアクセス良好な立地です。
(この流れでさりげなく宣伝しています。)

 
そんな便利な商店街のアーケードが

3月上旬まで「スケルトン」となってしまいます。

 
しばらくご迷惑を御掛けしてしまいますが、

雨や雪の降る日は是非、傘を持ってご来院下さい。

<スケルトン状態のアーケード>  <治療所の前>

受験シーズンは、風邪のシーズン。

お正月が明けて早や、今日はもう22日です。
よく、一月は行く。二月は逃げる。三月は去る…。

なんて言いますが、
本当にあっという間に今月も終わってしまいそうです。

 
その間にも、三ヶ日、七草粥とあって、

10日にえべっさん、12日が成人の日、15日に松の内があけて、

そして17日が阪神大震災から20年目の節目の日、

19日が厄神さんで厄払い…。

 
立て続けに行事が過ぎて行きました。

 
そんな慌ただしい中でも、

受験生や、受験生を持つご家族に取っては、

また別の心配事が…。

 
お正月気分に浸っている暇も無いのが正直な所だと思います。

 
今年の冬は「暖冬傾向」という予想だったはずが、

蓋を開けてみればなんのその、

雨や雪の多い寒い冬となっています。

 
その為、風邪を引かれる方も多く、

インフルエンザも例年よりも数週間早くピークを迎えています。

 
せっかくここまで頑張ってきたのに、

本番に万全の体調で臨めなくなってしまっては残念過ぎます。

 
ご本人も、周りの家族も風邪やインフルエンザに

かからないように、そしてうつさないように…

と細心の注意を払っている事と思います。

 
毎年の事ながら、なんでこんな時期に受験を…。

もっと良い季節にしてくれたら…。
なんてことを考えていても仕方ありません。

 
風邪を引かない為には、気力と根性が何より大事‼

 
と言いたいところですが、それだけでは無くて、

その人の持っている「免疫力」というものが大きく関わってきます。

 
そんな免疫力について、少しずつ書いていきたいと思います。

20年目の1.17

1995年1月17日に起きた阪神大震災から20年目の今日、

芦屋市内は雨混じりの雪が降っています。

 
20年前の冬も、とにかく寒かったことを憶えています。

 
震災の年に産まれた次女も、夏に20歳(はたち)を迎えます。

 
今日の神戸新聞の朝刊に、被災地区の住民で、

震災以降に生まれた人口の割合が18%を越えている…

という記事が掲載されていました。

 
しかし実際には、あの悲惨な震災の体験を共有する

鮮明な「記憶」が無い方というのは、

何も「震災以降に生まれた子供達」に限ったわけではありません。

 
4人いる私の子供達でも、震災の時に

何となく「大変だった。」と憶えているのは、

当時幼稚園に通っていた長男だけです。

 
それ以前の小さな子供達には、その「記憶」がありません。

 

それに、解体され更地になったり、

区間整理されたりした土地に新しい家やマンションが建ち

震災以降に新しく引っ越しされて来た方々も、

この20年の間に沢山居られます。

 
また、震災前後お仕事の関係やいろいろな事情で

「たまたま」この地を離れていて、
幸運にも被災されずにすんだ方も在ると思います。
(その逆もあったことでしょう。)

 
そんな方々も含めると、被災地である神戸市や芦屋市で

実際に震災を体験し、記憶している方の割合は

一体どれ位のものになるのでしょうか?

 

 
早朝5:46の黙祷や、ウオーキングラリー。
また、神戸市では10年ぶりとなる

天皇、皇后両陛下のご出席による追悼式典が執り行われたりと、

各地で様々な行事がありました。

 
また、あの震災の体験や記憶を風化させない為の取り組みが、

各自治体で実施されています。

 
ただ考え方を変えてみると、

こうやって、様々な行事や式典に参加する事が出来るのも、

今、生きているからこそ、健康で動くことが出来るからこそ…。

 
風化させない為の取り組みも、
震災があったことを忘れてさせてしまうほど、

街が復興している(見た目には)からこそ…と
言えるのかもしれません。

 

 
未曾有の大災害を目の当たりにした時、

私たち人間には何が出来るのでしょうか?

 
震災を体験した私たちは、そのことを教訓として、

知恵をしぼり防災意識を高めるとともに、
多くを失ったなかでも、

人は助け合い、分け合い、分かち合い、支えあって、

思いも掛けない力強さや生命力を発揮することが出来るんだよ…。

子供達に伝えていく義務があるように思います。

松の内って何日まで?

今日、1月15日は「小正月」。
元旦を大正月というのに対してそう呼ばれています。
年神様や先祖を迎える行事を行う大正月に対して、

小正月は家庭的な行事を行う日とされています。

 

 
月日を表わす「暦」というものは、

昔は「月の満ち欠け」を基に作られていました。

 
日本の場合は、特におめでたいとされる

満月から、次の満月までを「一ヶ月」としていました。
「満月」の日を、月の初めの日としていたわけです。

 
そこに、新月から新月までを一ヶ月とする

中国の「新暦」が伝わり、それがその時代の権力者に採用されて、

公の暦となり、「朔旦正月」が正式な一年の初めとなりました。

 
朔旦正月って、どういう意味かというと、

太陽に隠れて見えない「新月」の日を、

一日「朔(ついたち)」とし、

それが年の初めの一月一日を、

特に朔旦(正月)と呼ぶ…というわけです。

 

 

そして元々の1月1日だった満月の日が、1月15日となり

「望(もち)」と呼ばれるようになりました。

 
これが、大正月、小正月の始まりで、

15日の小正月までが、いわゆる「松の内」とされていました。

 

されていました…というのも、

現在では、関東を中心に全国的には、

「松の内」は1月7日までとなっているからです。

 
これにも理由があって、江戸時代になるまで、

15日の松の内があけて後の1月20日に行われていた「鏡開き」の行事が、

3代将軍徳川家光が、4月20日に亡くなった為に、

20日を忌日として避け、何時の間にか

1月11日に行う風習が、徳川幕府お膝元の関東を中心に広まり、

それにともなって、松の内も1月7日に前倒しになった…

ということらしいのです。

 

 
それに、1月15日と言えば以前は

「成人の日」として認識されていましたが、

連休を作って国民の消費意欲を高める…という政府の方針により、

1月の第2月曜日に何時の間にか変更されてましたね。

 
昔も今も、時の権力者の都合によって、

大切な行事や風習がいい様に振り回される現実は、

相も変わらず…といったところでしょうか?

 
※関西では、「松の内」も「鏡開き」も「とんど」も

1月15日…という地域が多いです。

七草粥(ななくさがゆ)

お正月の間、

久しぶりに家族が集まってご馳走を戴いたり、

来客があって外食や飲酒を繰り返したりと、

何かと胃腸に負担を掛けがちになっています。

 
そんな疲れもあってか、

便秘がちになったり、風邪を引いたり、

はたまた「ぎっくり腰」や「こむら返り」などの症状で

来院される患者さんが、多く見受けられます。

 

 
昨日の1月7日は、

七草の節句(五節句の一つ)で、

七草粥を食べる日とされています。

 

 

古来中国では、

七日正月といって七日間を一つの節目としていました。

 
元旦は鶏の日、2日が狗(犬)の日、3日が猪の日、

4日が羊の日、5日が牛の日、6日が馬の日、

そして7日が、人の日として易を立て、

8日に穀を占って新年の運勢を見立てていました。

 
そして唐の時代になると、

 

7日目の人の日「人日(じんじつ)」に

七種類の若菜を入れた七種菜羹(ななしゅさいのかん)という

汁物を食べて、無病息災を祈る習慣が広まりました。

 
この中国の風習が日本に伝わり、江戸時代になって

1月7日に七草粥を食べる習慣が一般化した、

と言われています。

 
1月7日は、松の内最後の日。
お正月のご馳走やお酒で疲れの出ている胃腸の為に、

消化の良いお粥を食べて、胃腸を休めると同時に、

冬場に不足しがちな青菜を採って栄養補給する、

という意味合いもあります。

 

 
○春の七草

 
・セリ…鉄分が多い。食欲を増進させる。
・ナズナ…解熱、利尿作用がある。
・ゴギョウ…風邪の予防、解熱作用。
・ハコベラ…ビタミンAが多い。腹痛に効果がある。
・ホトケノザ…食物繊維が多い。
・スズナ…ビタミン類が豊富。
・スズシロ…消化を助ける。風邪の予防にも。

 

 

昔の人の考えは、本当に理にかなっています。

 

 

ただ、七草粥も「春の七草」で無ければ意味が無いのか?

と言えば、そうではありません。

 

 

江戸時代には、草によって何回噛むか…

何てことまで言われていたそうですが、

七草粥の由来も元々は「七種菜羹」で、

七種類の若菜が入った汁物を戴く…

という処から来ていますから、

必ずしも春の七草にこだわらずに、

七種類(多く)の新鮮な野菜を摂取する…と
考えて頂いて良いかと思います。

初詣

元旦の日に、近所の氏神様でもある

芦屋神社に「初詣」に行って来ました。

 
毎年、芦屋神社に家族揃って参拝して

「破魔矢」を買い、おみくじを引くのが、

我が家のお正月の恒例行事です。

 
今年は、雪の中での参拝で、

三ヶ日にこれだけ降るのは、この辺りでは本当に珍しいことです。

 
そんな天候のせいもあるのかもしれませんが、

初詣に限らず、お正月に「晴れ着」を着る人を
ほとんど見かけなくなりました。

 
それだけでは無くて、玄関や門に

「お飾り」をしている御宅も少なくなりましたし、
「門松」などは何処へいってしまったのでしょうか?

 
ましてや、国旗である「日の丸」を掲揚している処は、

神社でも少なくなっている様に感じられます。

 
おせち料理を家で作って用意したり、家族揃って頂いたりすることも

だんだんと無くなって来ている様に聞きます。

 
お店も(百貨店ですら)、元旦から空いていて、

何だか普段の日常とあまり変わらない感じです。

 
年々、「お正月らしさ」や風情が無くなって来て、

何となく寂しい感じがするのも、

歳を取ってきたせいなのかもしれません…。

 

 
三ヶ日が終わっても、松の内があけても、

まだ「えべっさん」や「厄神さん」や「お大師さん」などなど…の

「初参り」はまだまだ目白押しです。

 
「一年の計は元旦にあり」だけで無く、

今月いっぱいいろんなところへ、

心新たに今年の抱負を宣べに

「初いのり(意宣り)」に行ってみましょうか。

仕事始めです。

遅ればせながら、

新年明けましておめでとうございます。

 

 

本日1月5日が、

杏林堂鍼灸整骨院の仕事(施術)始めとなります。

 

 

2015年が皆様にとって、

平和で豊かで、幸せで、健康な一年となります様に、

お祈り申し上げます。

 

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。