-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2024年12月 日 月 火 水 木 金 土 « 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
運動の後30分以内に「牛乳」を飲むと、
熱中症になりにくい体質になる…と
熱中症予防を扱う学会(生気象学会)で提唱されています。
汗をかいて脱水症状を起こし、
全身に回る血液量が不足すると熱中症が起きやすくなります。
その予防法としては、血液量(水分量)を増やして保つことです。
牛乳を飲むと血液量が増えます。
ポイントは牛乳に含まれている「タンパク質」を摂ることです。
牛乳も、もとは血液から出来ています。
乳腺で血液から血球をこし取って
タンパク質などを濃縮したものです。
だから、牛乳を摂ることによって血液量と
筋肉の成分であるタンパク質を増やすことが出来るのです。
ただ、牛乳も飲み方を間違えると
逆効果になるので注意が必要です。
飲み始めて効果が出るまでに
最短で1週間、平均すると約1ヶ月かかります。
脱水症状が起きているときに、
飲んで直ぐに熱中症を食い止める作用が強い…
というわけではありません。
それどころか、牛乳は飲んでから水分が吸収されるまでに
最短でも20分程の時間を有します。
何故なら、牛乳には大量のタンパク質が含まれているので、
胃で消化された後に、十二指腸に送られます。
水分の吸収も腸で行われるので、
運動後に牛乳を飲んでも直ぐには、
水分の補給とはならないのです。
あくまでも牛乳は、
熱中症になりにくい体質に改善することが目的…なのです。
そこで、運動した後には先ず普通に水を飲んで、喉の渇きを癒して、
その後30分以内に牛乳を飲むと良いでしょう。
でも、水を飲んで、また牛乳なんてお腹タポタポで無理…。
実際は、そんな方が多いと思います。
そういう場合は、「ヨーグルト」での代用もOKです。
ヨーグルトは牛乳を発酵させたもので、
消化しやすく良質のタンパク質が摂れます。
ヨーグルト飲料なども市販されていますし、
熱中症の予防に是非。
ポイントはタンパク質です。